【着物紹介】羅織りの羽織~自分で裄出ししたリサイクルの羽織♪
骨董市で購入した羽織を、自分で裄出ししました。 多分、正絹の羅です。
覚書も兼ねて、掲載しておきますねー
羅の羽織の使用時期
羅の羽織の使用時期は、「桜が散るころから」と呉服屋さんの商品説明に書かれているのを見ました。
一般的に、透けるなどの涼感のある「ちりよけコート」が、桜の花が満開を過ぎたころから9月までです。
羅の場合は、4月半ばではまだ少し早いような気がしますけど。
単衣の着物(長着)を着るのがGW明けくらいからなので、その上に羽織るにはいいかな。 「羅織り」と言っても網目の感じはいろいろで、割と詰まっているものもあれば、ざっくりと穴だらけみたいなものもありますもんね。 生地感にもよるかと思います。
この羽織は、割と目が詰まっている方ではないかな? でも、盛夏にだって着ちゃいますけど。
夏羽織は、「5月中旬~6月上旬と9月の初め(盛夏はのぞく)」と、ちょっと古い本に書かれているのをみました。(ハクビ・着物教本・知識編) コートであれば、盛夏に羅や紗を着るということですけど。 羽織は、室内で脱がなくて良い上着なので、だから真夏は着ないのかな? 現代の冷房対策には良いと思うので、これも時代の変化かなー?なんて思いました。 ワタシは、7月上旬のお出かけに着ました。 今後も盛夏に着ちゃうと思います。 下の文章も、「羽織→薄物コート」であったかと思いますので、修正いたしました。 2020.07.17
羽織薄物コートの着用時期について、何の本だったか? 「絽の羽織は単衣時期。紗の羽織は盛夏に着る」というのを見たことがあります。 じゃあ、羅は?って思いましたが、書いてなかった(笑)
羅の羽織はカジュアル用ですが、お出かけ時に帯や着物を守るのに良いです。 コートよりも気軽に・多少は涼しく着れるところが気に入っています。
単衣の裄出し
袖付を解いて、裄出しをしました。
羅織りの生地は、耳ぐけの針目が目立たないので良いですね。 初心者さんでも、キレイに仕上げていただけると思います。
単衣の裄出し自体も割と簡単。
やり方は、先日、和裁教室の先生の説明を動画に撮らせていただいているので、後日YouTubeにアップしますねー
本当は、羽織丈も長くしたかったのですが、衿の縫込みが数センチしかなかったので、やめました。
羽織って、身頃にはたくさん返しがあるのに、衿には入っていないことが多いので、長さ出しできるものって珍しいです。
※一巾分畳んで衿にしてある場合は、真ん中で継いで長くすることはできるそうです。今回はそこまでしませんでした。
この羽織の丈は、肩から測って84cmになります。 夏物ですしね(あまり長いと暑苦しい)。 まあ、これだけあれば良いと思って着ています。
羽織の羽織紐
夏用の羽織の羽織紐は、レースの帯締めみたいで涼し気ですね。 左右で微妙に色味が違う一対になっていました。 もしかして、左右の色が逆かな? 目立つ方が左と思ってこのように付けましたが、濃い方が左かしら?
乳の位置がね。 若干上過ぎ。
まあ、許容範囲かなー?とも思っていますが、本当は↓このくらいがベストだそうです。 帯揚げと帯締めの真ん中ですね。
今度、余裕のある時に「付け直し」をしようと思います。
■羅織り羽織のサイズ覚書
裄:70.5
肩巾:34.5
袖巾:36
袖丈:47.5
羽織丈(肩):84
前巾後巾:19/31
マチ:6.5
衿巾:5.5