【着物紹介・その1】上野・きもの展~お友達の小千谷縮と鳥だらけ絽の小紋
先月(7月19日)上野の東京国立博物館・平成館【特別展「きもの KIMONO」】へ行った際のお友達とワタシの着物をご紹介します。
ずいぶん時間が経ってしまいましたが、備忘録も兼ねて掲載しておきますね~
※前編はこちら
【特別展「きもの KIMONO」】前期展示へ行ってきました♪
「上野公園は遠いよー」「コロナ禍だしー」とおっしゃる方へ。「ニコ美動画」や公式図録等の関連情報をご紹介します。 ぶんかつさんの複製きものについても♪...
お友達の着物
「蒸し暑くなりそうだから、やっぱり麻がいいかな♪ 雨でも麻なら洗えるし。」ということで。
お友達が選んだ着物は、ラベンダー色の小千谷縮です。
帯は、博多織の夏帯で、名門「黒木織物」さんの羅織・八寸名古屋帯です~
黒木織物さんの博多帯、素敵ですね。 カジュアルな印象のある格子の着物を、上品にきちんと見せてくれるので、美術館へのお出かけには最適だなーっと思いました。
麻の着物は、すぐにシワシワになるので大変ですが、とてもキレイに着ていらっしゃいました。
ワタシも、この夏の間に、1回くらいは小千谷縮が着たいです~
ワタシが着た着物
雨が降るかも(予報ではお昼くらいまで降るかも?でした。)ということを考えて、洗える絽の小紋に決めました。
随分前に買って「裄直しをしなくちゃ」と思っていたのに、そのまま数年間も放置しちゃっておりましたので~
前日になっていそいそと。 袖を解いて、自分でお直しした着物です。
三越謹製・鳥柄絽の小紋
すごいでしょ?これ! 鳥だらけ~
こうして見ると↓ヒッチコックの映画みたいに、うわぁ~って感じ♪
モチーフは、多分↓これかな? 燕です。 写真は「海燕」ですが似てますよね~?
Public Domain, Link
つばめ柄については、別途書きましたのでこちらへどうぞ。
>>【柄】燕(つばめ)
この小紋は、洗える化繊の絽なんですが、意外なことに「三越謹製」なんですよ~!!
三越さんのタグは、偉大ですね。 ポチっとこのタグが一つ付いてるだけで「なんだか上等な着物に見えてくるから不思議です!」
って、そう思うのはワタシだけでしょうか?!
近くで見るのと遠目に見るのとでは、ちょっと雰囲気が違う気がします。
遠目に見ると↓こんな感じー
なんとなく、鳥って言うより葉っぱみたい? 自分で思っていたより、白がパキっと目立って見えるんですね。
化繊の絽なので、ムシムシで汗ダクダクになるのは覚悟して着ましたけれど、予想よりは快適に着れました。(長襦袢は正絹の絽です。)
いつもよりコーリンベルトの位置が高かったようで、衿がなんだか詰まってきちゃったのも、「なんか首回りが暑苦しいなー」と感じた原因かも。
ちょっと衿山を汚してしまったのですけど、洗える着物は便利ですね。 ゴシゴシと自宅で洗って、スッキリキレイになりましたよ。
洗える羅の帯
締めた帯も、たぶん化繊です。 羅織り・・・かな。
残念だったのは、毎度毎度で嫌になりますが、帯についた収納アト(折線)です。
あともうちょっとで、お太鼓の中に隠せたのになぁ。 これで、いっぱいいっぱいなのです。
次もこうなるのは嫌なので、帰宅後、アイロンをかけて畳み方を変えました。
ちなみに下の写真は、6年前に撮ったもの。 同じ帯です。
「以前締めた時はどうだったのかな?」と過去記事から探してみたのですけど。 自分で言うのもなんですが、めっちゃ微妙~(笑)
次に締める時は、今回よりもキレイに締めまーす!!(←宣言♪)
次の記事では、この日持って行った(往路は着ていました)紋紗の道中着コートに付いて書きました。 真夏にコートは必要か?と言うお話も!
ぜひ、併せて読んでくださいねー