【羽織の乳下がり】羽織紐の位置を5㎝下げました!
羽織の「乳下がり(ちさがり)」どうしていますか?
ワタシ、繰越し寸法を7分から5分へ変更し、衣紋を以前よりも抜くようになったので、羽織の乳(ち)の位置が変わってしまったのです。 なので、おでかけ(鎌倉日帰り観光)前日に、慌てて「乳下がり」寸法を5㎝ほど下げました。 備忘録として書いておきますね!
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羽織紐の最適な位置とは?
羽織紐の位置は、帯の上線と帯締めのちょうど真ん中あたりが、1番良いと言われています。
呉服屋さんで、ちゃんと仮縫い状態で確認していただいた「乳下がり」が、なぜ?高すぎになってしまったのか? それは、ワタシが着物の着方を変えちゃったからです。
以前よりも衣紋を抜いて着ていますので。その分羽織の衿が後ろに取られて、前が上がってしまったという訳です。
上の写真は、昨年の秋、根津美術館で撮ったものですが。 当時のブログには「羽織紐が、あと2センチ低かったら良かった」と書いていましたが。 2㎝どころか、今回5㎝下げました(苦笑)
【着物紹介】11月上旬・根津美術館~お友達とワタシのコーデ
新しく誂える羽織の乳下がりを、和裁士さんに相談しました。
羽織紐位置が高すぎることは、自分でも分かっていましたが。
さて、どのくらい下げれば良いものか? ちょっと迷いましたので、新しく羽織を誂える際にプロに相談させていただくことにしました。
まずは最近の着物の着方で、羽織を重ねてみましたよ。
※撮影は、9月8日。 まだまだ暑さを感じる時期でしたので、サマーウールの単衣に麻の長襦袢、博多の八寸名古屋帯を締めていました。
帰宅後、暑いのを我慢して袷の羽織に袖を通しました。
「乳の位置」がちょっと高いのは自覚しているものの、どのくらい下げれば良いか?めっちゃ迷いましたので。
物差しを当てて、写真を撮っておきました。
後日、和裁士さんに写真を見ていただいて、5㎝下げましょうということになりました。
自分で直した「乳下がり」の羽織を着てみました。
手元にある羽織は、自分でお直しすることにしましたので。 ドキドキしながら、5㎝下げてみましたよ。
マグネット式の羽織紐は、ちょっと長さが長いので。 結ぶタイプと比べると、少したるんで下がりますが。 乳の位置自体は、ちょうどよい感じと思いました。
そめの近江・経堂店の和裁士さん、さすがですねー♪ 的確なご判断、どうもありがとうございました!
これから手持ちの羽織を全部直すのかと思うと憂鬱ですが、着姿もキレイになるし、着心地もやっぱり変わるので、面倒でもやらなくちゃです!
羽織の乳の位置って、衣紋の抜き具合はもちろんのこと、前帯の位置や身体の肉付きによっても結構な影響を受けますので。
きものの着方や体重が変わったのでしたら、見直すことも必要かもしれません。
帯のうわ線と帯締めの真ん中がベスト! 気にかけてみてくださいねー