【着物セルフドライクリーニング】コインランドリーで着物を洗った~体験レポX3回分♪

着物を丸洗いできるコインランドリーに行ってきました。 
初回が昨年(2018年)12月です。
その後、2月・4月と行っているので、半年の間に3回も利用させていただいているワタシ♪

コインランドリー着物

自分で着物丸洗いしてみた

骨董市等でお安く買った着物でしたら、多少傷むかもしれないことは覚悟の上で、挑戦してみる価値は十分あります。
埃っぽかったり、なにやら茶ばんで見えていた着物や帯が、すっきり!さっぱり!予想以上にキレイになったので、嬉しいです~

3回分の体験レポを書きますね。

 

 

初回利用は2018年12月。着物・帯・長襦袢・羽織など、計8㎏分を洗ってみた。

ワタシがお世話になったのは「ミスターランドリー」というコインランドリーです。
ミスターランドリー

普通の水洗い用洗濯機は、24時間使えますが、ドライ用の洗濯機は、スタッフさんがいらっしゃる時間帯だけ利用することが可能です。
もちろん、着物専用という訳ではないので、普通のお客さん達は、ウールのスーツやセーター、学生服なんかをお持ちになることが多いようです。
洗濯もの容量目安

料金は、1回4㎏までで1,600円です。 
ドライのコインランドリー4㎏まで

目方は、スタッフさんがその場で量ってくださいます。 (少ないのは良いけど、4㎏オーバーはNGです。)
ワタシは自宅であらかじめ重さを量って行きましたので、わりときっちり、4㎏分を投入していただくことができました。

◆最初に投入した4キロ分の和服たち
4㎏分の着物
襦袢X1、単衣縮緬着物X1、名古屋帯X3、博多帯名古屋帯1

いろいろな方の体験談を読み漁っておりましたので、「リサイクル着物なら、セルフドライで十分!」「着物の丸洗い、コインランドリーでも大丈夫」と思ってはいたものの、やはり、不安は結構ありましたから。

初回・先発は、ダメになっても諦めがつくような着物や帯で挑戦しました(上の写真)。

ネットで見た・ブログを見たと、着物を持ち込まれる方は多いそうで、スタッフさんも慣れたものです。
投入時にざっと確認してくださって、「これなら多分大丈夫」と言ってくださいました。(とは言え、利用はあくまで自己責任ですよ。)
コインランドリーで着物。投入時

 

「和服投入→料金を入れる→スイッチを入れる」といった一連の作業は、全てスタッフさんが行ってくださいますので、荷物を預けたら、機械が止まるまでの約50分間は外出してもOKだそうです。

なんかねー。
びしょびしょになって、グルングルン廻っている着物や帯を見ると、「本当に大丈夫なのかなー?」とメッチャ不安になってきますけどね。
ワタシは、「どんな感じで洗濯した着物が出てくるのか?」が見たかったので、そのまま待たせていただきました。
洗濯セルフ着物

洗い・すすぎ・乾燥までを1回で行ってくれるので、出てくるときは「丸洗いが終わって乾いた状態」になる訳で。
すごーくドキドキしちゃいました。

プロ仕様のアイロンを貸していただける!これ、ラッキー!!

ドライクリーニングの機械は1台しかありませんでしたので、次の4㎏は1回中身を出してから入れ替えるということになります。
でもね。
なんと、プロ仕様のパワフルなスチームアイロンを「ドライクリーニングのお客さん」にサービスで貸していただけるので、2回目の待ち時間はアイロンがけをして過ごせます♪
アイロン貸してもらえる

いやぁ~♪ このアイロンが、すごいんですよ!!
シューーーーーーッツ!!!と、めっちゃ強力で使いやすいの♪

こちらは↓夏用オフホワイトの紗?(正絹)の名古屋帯なんですけどね。
紗の帯を洗った

少しシワが付いた状態で出てきたので、「ああ、めっちゃ白さは増したけど、シワがついたなー。硬い帯は、やっぱ、洗っちゃダメなのかなー?」なんて思いましたけど。

念のために、スチーム全開でアイロンをかけてみたら、あら、びっくり。 キレイにのびるじゃーん♪
紗の帯にアイロン1

紗の帯にアイロン2

最初はちょっと怖かったので、「当て布しようか? 少しアイロンを浮かしてみようか? スチームはかけない方が?」なんてビクビクしていましたけどね。

少しやったら、腹が座ってきたというか。 「このアイロン、快適だわー!!」とばかりに、シューシュースチームしちゃいました。

ねえ? このくらいなら、問題なく締めれるよねー?
夏帯の出来上がり

 

出来立てほやほやは「石油溶剤の臭い」がします。

乾燥が終わってから、衣類を取り出していただく訳ですが。
実は取り出してすぐの状態では、まだ若干湿っているものがあるのです。

そのため、一度全部ハンガーにかけていただき、揮発性溶剤を飛ばします。(アイロンは、次々とかけてOK)
一度吊るす(selfドライ)

ドライクリーニングは、石油系の溶剤で洗うものなので、普通にクリーニング店に出したものでも、独特のニオイがついたまま戻ってくることがありますが、そのクリーニング臭とちょっと似ている香がします。 

すっかり乾いてしまえば、ほとんど気にならなくなるニオイです。
強力スチームアイロンでも、ニオイはかなり飛びますから、ワタシは全然気になりませんけど。(気になるとおっしゃる方もいるようです。)

まあ、古い着物の悪臭と比べてしまえば、ドライクリーニングの洗濯液のニオイなんて、かわいいもんですね(笑)
今回は、そんなに臭い着物は持ち込みませんでしたけど。
埃のニオイも箪笥のニオイも、泥臭いようなカビのニオイも? かなり消してくれるかも?と思いました。

解いた羽織は、ネットに入れたまま洗っていただきました。

そういえば。主人用にお直しをしたかった羽織は、少し解いた状態で持って行きましたので。
ネットに入れたままで洗っていただきました。(ネットは用意していきましたが、店舗で貸してもいただけるようです。)

ネットに入れてドライ

解いた羽織

ネットに入れたままですと、内側は結構生乾き状態で出てきます。
また、畳んだ状態のまま洗うことになるので、直に入れるよりは「汚れを落としにくい」ということもあるようです。

なので、できればネットは使わない方が良いようですが、デリケートなものは使わないとダメージ出る恐れがあるので、心配ならば使った方が良いです。

セルフドライクリーニングで着物・帯を洗って、良かったこと。残念だったこと。

◆良かったこと。
・ベタツキが取れてサッパリした。
・手触りがふんわり、さらさらになった。
・くすみが取れて、色がキレイになった。
洗って良かった帯着物
◆残念だったこと・その1
・垂先についた手垢のような汚れは落ちませんでした。
垂先手垢
※白地の博多帯です。購入時から薄茶色くなっていたので、家で石鹸+水で部分洗いをしたら、悪化しました。 それから数年経っているので、さすがに落ちませんでした。(垂先を裏にずらして縫い直そうと思います。) しかしながら、他の部分(手先とか)は、白さがぐんとアップしました。(←よかったこと)
博多帯手先
◆残念だったこと・その2
・胴裏のシミは、落とせませんでした。
長襦袢胴裏シミ
※「蛍ぼかし・よろけ縞の長襦袢」。買ってから胴裏(後裾)のシミに気づきました。 ダメだろうとは思ってましたが、これも全く落ちませんでした。(そのうち裏を取り替えます。) ただし、表地は光沢が美しくなり、手触りもスルンとなりました。(←よかったこと)
◆残念だったこと・その3
・マフラーのタグが取れてしまいました。
マフラーのタグ
※和服と一緒に洗ったディオールのマフラーのタグが、2つとも取れて出てきました。 糸が弱っているものは、要注意です。

塩瀬の帯は、5月に締めて出かけましたが。
塩瀬の帯

だいぶ小汚い感じの帯だったのが、ここまでキレイになっていました。 まさかコインランドリーで洗ったなんて、これなら絶対、わかりませんよねー♪

ミスターランドリー・2回目(4㎏1回)

今年(2019年)2月に、2回目のセルフドライクリーニングをしに行きました。

1回目でだいぶ勝手がわかったので、今回は、少し良いものも持って行ってみましたよー
セルフドライ2回目洗った着物

例えば、袷の江戸小紋です。 特に縮むようなこともなく、ふんわりと軽くなった気がします。
瓢箪の長襦袢は、身丈を裾で出したので、筋消ししたくて再度洗ってみることにしました。
袷の江戸小紋

夏羽織や袷の紬も、さっぱりと洗い上がって。
羽織と紬の着物がキレイになった

ドライクリーニングだけでは、汗のような水溶性の汚れは落ちないとわかってはいますけど、このくらい軽やかにさっぱりすると、リサイクル着物も気分よく着ることができます。

2度目の挑戦で残念だったのは、かがり仕立ての袋帯(綴れ)の糸がほつれてしまったことです。
綴れ帯のほつれ

帯の両端(耳部分)の黒ずんだ汚れも、期待したほどキレイになりませんでしたしね。
ただこれを機会に、キレイな糸で縫い直したため、結果的にはだいぶ蘇った気はします。

また、袖口の汚れが気になっていたお気に入りの「雀柄の長襦袢」も、全体的にすっきりとはしたものの、袖口の黒ずみ汚れはまんま残ってしまいました。
長襦袢袖口

こうした汚れは、あらかじめ部分的にベンジン・リグロンなどで落としておいてから、ドライクリーニングをするのが良いかもですね。
油性のクリーナーでできた輪ジミであれば、ドライクリーニングで消すことができるらしいので、今度やってみたいと思います。

ミスターランドリー・3回目(4㎏1回)

3回目のセルフドライクリーニングには、更に大事なアイテムを持ち込みましたよ。
serfdrycleaning-3th

琉球絣柄の紬ですとか。 
紬洗う前

紗の羽織ですとかね。
朝顔の羽織

朝顔の薄羽織は、すごく薄くて柔らかい生地質ですが、特に難が出ることもなく、しわが取れて状態がすごく良くなりました。

先日自分で縫って誂えた「単衣羽織の反物(リサイクル品)」も、仕立て始める前に、ネットに入れてグルグル洗ってしまいましたが。
反物

一応、こんな風に↓完成しました♪
単衣羽織

ドライ後のスチームアイロンを、かなりいい加減にかけちゃったので。 反物巾が揃っておらず、印付けがめっちゃ大変だったという反省点もありますが。
「湯のしじゃ、ちょっとなぁ」と思うような古い反物でしたので、セルフドライで洗うことで、すっきり感は得られましたよ。

ミスターランドリーを利用しようと思ったきっかけ

ミスターランドリーさんのセルフドライを知ったのは、着物について何か調べものをしていた時に、たまたま目が留まったブログ記事がきっかけでした。 結構昔に書かれた日記調のブログだったと記憶しています。
(その後、いろいろググってみたので、どの記事だったか?忘れてしまいました。すみません。)

「コインランドリーで着物を洗ったなんて、びっくりだなー」と思いながら、家の近くにミスターランドリーさんを探してみると、車で30分程の場所に1店舗あることがわかりました。  

早速お電話で問い合わせてみて、年末になる前に8㎏洗ってみた次第です。

大体7点くらいで4㎏なので、料金にすると@230円しないで、着物や帯が洗えたことになりますから、めっちゃ激安ーーーー!!
骨董市大好きの私には、もう無くてはならない存在=ミスターランドリーです♪

最後に、ミスターランドリーさんのスタッフさんに教えていただいた「洗わない方が良いモノ」について書いておきますね。
お近くに店舗があれば、ぜひ利用してみてください。←本当はあまり教えたくないですけどね(苦笑)。だって、混んじゃうと困るから。

◆洗わない方が良いもの

  • 箔のあるもの=箔が剥がれる。箔が変色
  • 特殊な染料を使ったもの=まれに溶剤に色が出てしまうものがあるとか。
     絵具で手書きしたようなものは要注意だそうです。
     普通の友禅や染めの着物等はOKです。
  • 高級なもの=何かあっても自己責任で泣くだけなので。
  • ドライがNGマークの素材のもの=洋服のタグを参照してね
  • 古いもの・弱いもの=糸がほつれる・布が裂けるなどのトラブルあるかも
  • 長いもの・細かいもの・シワが付きやすいもの=ネットに入れて。

◆混雑する時期

当たり前ですが、衣替えの時期は、洋服を洗いに来る方が多いので、混雑するそうです。
ドライクリーニングのマシンが1回50分程かかりますし、一人で3回分とかお持ちになる方もいらっしゃるそうなので、朝から1日使えなくなるということも多いのだとか。

なるべく、衣替えの時期を外して行ってください。

 

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この記事を書いた人

きりまる
きりまるS40年生・東京在住・主婦
着物が好きです!!
2001年から11年間ほど写真館で着付師の仕事をした後、少しお休みしていましたが、2017年から「きもの館 創美苑」さんのモデルさんの着付け(浴衣・卒業袴・振袖)をお手伝いさせていただいています♪ 
写真館勤務時に、七五三・成人式・お宮参り……と、着物でお悩みのお客様が多かったことからこのサイトを作りましたが、フォーマル系は「お祝いの着物https://oiwai-kimono.com/」へお引っ越し中です。
キモノ-着るなら.comでは、浴衣をはじめとした紬や小紋・ウールなどの普段着物について書いています!
リサイクル着物を掘り出すのが楽しくて、古物商営業許可も取りましたので、オークション出品案内なども掲載します。
 

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