男の浴衣(ゆかた)
メンズ浴衣の着付け方と、角帯の「貝の口」の結び方です。
新ゆかた特集で、メンズの着付け・自分で結ぶ男貝の口について記事を書いていて気付きました。 本ページの写真の帯は、上下が逆かも?! 博多帯の柄は、華皿上・独鈷下が「正しい向き」ということですので、手先と垂先を逆に使用していたようです。 かならずしも正しい上下で締めないといけないという決まりは無いとのことですが、一般的には柄の大きな独鈷が下になるそうです。
男の浴衣
※以下、2012.07月(2014.08.13加筆)の執筆記事です。
甚平や作務衣も素敵ですけど、男性の浴衣姿も良いものデス。
そろそろ息子の身の丈が、主人と同じになってきましたので、仕舞い込んでいた男浴衣を引っ張り出して、高校生の息子に着せてみました♪
帯は、角帯を男結び(貝の口)にしています。
今年の夏は、ぜひ♪ 浴衣を楽しんでみてはいかがでしょうか☆
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男浴衣の着付け方
男物の浴衣の着付け方です。(着せてあげる)
(1)背中心を背骨に合わせて、衣紋は抜かずに・・・ (2)下前を左腰骨の位置まで持ってきて・・・
(3)下前が動かないように、上前も重ねます。(4)腰骨の位置で、腰紐を締めます。
この時、少し褄上がりになるようにするのがポイントデス。
前は、下腹の気持ち下めに。 後ろは、ウエスト位置に紐がくるように…と、腰高に締めると粋になります。
(5)背中にたくさんシワが寄るようであれば、脇でタックをとって、背中をスッキリさせます。
(6)腰紐の上に帯を重ねます。本人の左脇から拳2つ分長く取って、左回りに3周巻きます。
(7)巻き終わりは、本人の左手分の長さを測って、余りを内側に折って重ね入れ込みます。
(8)2つ折のまま手を少し引き戻して、垂れ上で交差させて・・・・
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(9)そのまま少し左よりで一結びします。(10)垂れを下ろして、折り返し、手を“わ”に通します。
ハイ♪完成です~!!
女性のように、衣紋抜き・衿元・おはしょり・帯位置・裾線・前巾位置……と、あれこれと細かいことを気にしなくても自然と格好良く出来上がるので♪ 男性の着付けはわりと簡単です!
帯は、兵児帯をつかうとさらに手軽に着られます。 ぜひ、挑戦してみてくださいねー!!
スミマセン! 息子の着付けは、ちょっと帯の位置が高いようにも見えます。
ベストな位置は「前:へそ下3寸」で、後ろはお尻の上の腰の位置・・・という【前下り・後ろ上がり】と言われています。
鯨尺の1寸は3.8cmなので、へそした11.4センチということでしょうか。 息子は痩せているので、余計に帯位置が高く見えるようです。
冒頭と下の写真は主人ですが、男性の腰ひも(帯)はこのくらい「前下がり後上がり」を意識して『へそ下3寸~腰骨~腰の凹み』となるように締めてください。
また、帯の位置は「左肩甲骨の下のあたり」が粋だそうです。
角帯でも兵児帯でも、なるべくコンパクトにキュ・・・と結ぶこと。 大きくて、真ん中・・・は野暮だそうです。
- 七緒 vol.18 に「男のゆかた」の着付けが載っています。
七緒 vol.18―着物からはじまる暮らし 特集:解決!夏着物Q&A/自然素材で肌つるり (プレジデントムック)
- 男のゆかたは、肌着を着ないで、素肌に羽織っても可。(肌着を着ても構いませんが)
- 着丈は、くるぶしが少し隠れるくらいがベストの丈
- プレタ(仕立て上がり)を購入する際は、身長-25cmの丈を目安に
- メンズの浴衣の紹介記事(※過去記事)
- 派手系⇒109人気ショップ「VICE FAIRY」のお兄系浴衣がすごい!
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