【難あり着物&帯】きものドクターに聞いてみました!
自由が丘まるやま×きもの都粋 町田駅前店さんの催事「お着物なんでも相談会」へ行ってきました。
汗ジミ・変色・汚れ等で着れない着物や帯の再生について、きものドクターにお話を伺ってまいりましたので、共有しますねー
お着物なんでも相談会・きものドクターの見解を動画で
この日、ワタシが持ち込んだ着物と帯は、4点です。
着物の状態ときものドクターさんの見解は、動画でどうぞ。
なんだかワタシ、しつこく同じようなことを質問していてすみません(汗)
付けてすぐのシミや汚れでしたらキレイに落としていただけると思いますが、「古いシミは繊維自体が変化してしまうので、復元は難しい」←これは重々承知の上でしたので、「ならば、元の色よりも濃い色で染めたらいいんじゃないかな?」と思ったのですけどね。 やはり微妙に「シミのあと」が出てしまうそうなのです~
そこで! たたき染めなどで、シミの痕跡を目立たなくするという方法があると教えていただきました。 新しく着物を誂えるよりは、お安くできるのではないか?とのこと。 もとの着物地が上質なものであれば、好みの色やデザインで染め直していただくと良いですね。
そういえば以前雑誌で、シミの上に箔を置いたり、柄を足したりして、隠してしまうという悉皆屋さんの技術を、見たことがあるのを思い出しました。 お値段が気になるところではありますが、大事な着物であればそれも手ですね。
元の柄や刺繍を活かしたい場合には、「巻きボカシ」という方法があるそうです。 調べてみたら、巻きぼかしって、素敵です!
【絵羽織を九寸名古屋帯へ】仕立て直しの例
きものドクターさんにが「羽織からお直し」されたという、名古屋帯の例をご紹介くださいました。
もともとが羽織ですので、ハギがありますが、見えない部分なので問題なしです。
前帯の柄は↓こんな感じです。
手先に、ちらっと柄が出るのが可愛いです。
どの柄をどこへ持って行くか?で、イメージががらっと変わりそうなので、ここは思案のしどころですね。 小紋だったら、どこを取っても良さそうですけど~
【難あり着物・帯のリメイク】まとめ
着物を帯に仕立て直す場合には、見えない部分はシミがあってもOKなので、染め替えをしなくても加工できるかもしれません。 ものによっては、大人の着物を子ども用にお直しすることも可能かも?ですね。
料金については、ケースバイケースなので一概には言えないようです。 ぜひ実際にご相談いただくことをおすすめします。 大抵の場合、お見積りだけなら無料でお願いできると思います。
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