憧れの爪搔き本綴れ!
西陣織「じゅらく」さんによる本綴織の実演があると伺って、自由が丘まるやま町田駅前店さんの催事「祇園祭in町田」へ行ってきました♪
以前から一度見てみたいと思っていた「爪綴」の伝統的な手技を拝見できて、感動しました!
動画も撮らせていただきましたので、ぜひご覧になってくださいね。
「爪搔本綴織」の実演を動画で
本綴織(爪綴織)については、「お祝いの着物」に詳しく書きました。
綴織に見られる「把釣孔」にも触れていますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
じゅらくさんの「帝王紫」も素敵でした!
西陣織「じゅらく」さんとは?!
- 1930年「伊豆蔵福機業店」さんとして創業
- 1964年「じゅらく」へ。
- 2015年4月川島織物セルコンとの合併により「川島織物セルコン じゅらく」となる。
※「帝王紫」・「茶屋ごろも」・「輪奈織」・「波筬織」等、着物ファン憧れの高級ブランドを多数所有されています。
【じゅらく公式サイト】 http://www.kawashimaselkon.co.jp/juraku/index.html
川島織物と言えば、帯の垂先にある「三本線と軍配」で知られる"川島の帯"の会社さんですが、輪奈織も川島織物さんのお取り扱いだったんですね。
「帝王紫」については、この日、じゅらくさんにご紹介いただいて、初めて知りました。
|
↑上の写真は楽天市場さんの商品画像ですが、この帯に使用されている紫色が「帝王紫」と呼ばれるパープルカラーです。
なんでも、「アクキ貝」という種の巻貝のパープル腺から採れる分泌液を原料として染めている色だそうで、1gの染料を採るために2000個の貝を使うというのですから、びっくりですね!
とても稀少な天然染料である訳ですが、この「貝紫」の歴史は古く、紀元前16世紀オリエント文明のフェニキアにまで遡ると言います。
さらに、古代エジプト・ギリシャ・ローマと伝わり、かのクレオパトラやシーザーもこの紫を愛したことから「帝王紫」という名がついたようです。
この高貴で品のある美しい紫色は、綴帯だけではなく、西陣織の帯や着物にも使われていて、大変人気があるそうですよ。
自由が丘まるやま本店さんのブログに、じゅらく・帝王紫の商品紹介が掲載されていました。(過去記事ですが)
商品写真がたくさんあるので、興味のある方はこちらでどうぞ。
この日着た着物
この日着ていた着物はこちら。
機織り機と一緒に撮っていただきました♪
着物と帯のご紹介は次の記事にて。
じゅらくさん、まるやまさん、お忙しい中、どうもありがとうございました!
◆自由が丘まるやま・町田駅前店さんは、販カタログ&ネットショップ「きもの都粋」のアンテナショップです!
つまみ細工のお教室やヘアアレンジ教室など、魅力的なイベントを無料(または材料費のみ)で多数開催されているそうですので、またお邪魔させていただきたいと思います♪
この記事を書いた人

- S40年生・東京在住・主婦
-
着物が好きです!!
11年間ほど写真館で着付師の仕事をしていました。 現在は、成人式着付やモデルさん撮影のお手伝いをしたりしています♪
写真館勤務時に、七五三・成人式・お宮参り等で着るキモノでお悩みのお客様が多かったことからこのサイトを作りましたが、フォーマル系は「お祝いの着物https://oiwai-kimono.com/」へお引っ越し中です。
キモノ-着るならでは、浴衣・紬・小紋・ウールといった普段着物についてや和裁のお話を書きます!
リサイクル着物を掘り出すのが楽しくて、古物商営業許可も取りましたので、出品案内や骨董市のご紹介なども掲載します。
☆応援クリック、どうぞお願いいたします!励みになります~☆
にほんブログ村
最近の投稿
着物イベント2022.04.21【リサイクル着物店】中野サンモール・三喜屋さんでの掘り出しもの♪
和アクセ・ストール・帯留2022.04.03【羽織紐】翠嵐工房・正絹羽織紐「王冠マグネット」お安くGET♪
手入れ・お直し・収納2022.03.03【衿垢におすすめ】白半衿の汚れ落としに最適!「スポっとる」
着物紹介2022.01.17【着物紹介】11月上旬・根津美術館~お友達とワタシのコーデ
“【本綴織】じゅらく「爪掻本綴織」の機織実演を拝見してきました!~自由が丘まるやまさんの催事です。” に対して1件のコメントがあります。