着物と襦袢の裄が合わない時は?その1
着物と長襦袢の裄が合わない時の対処法・その1です。
長襦袢から袖を外してしまって、中袖にするか、半襦袢に付け替えて嘘つき袖にいたします。
※「えー?! 長襦袢から袖を外すなんて、勿体ない~」という場合には、替え袖を購入するか、自作してみてくださいねー
着る予定があったのに、着物と襦袢のサイズが合わなくて困った!
義母から、とっても便利な“うそつき”と呼ばれる二部式タイプの長襦袢をもらいました。
半衿が簡単に取替えできる、ボタン式(紐がない)の二部式長襦袢です。
しかしながら、もともと義母の長襦袢ですから、ワタシには裄が足りなくて、着物と襦袢のサイズが合わないのデス~(涙)
せっかく便利な長襦袢であるのに、袂の振りから長襦袢が飛び出してしまうため、そのままでは格好が悪くて着られません。
そう知り合いの美容師さんに相談してみたところ、「袖を外して、サイズを合わせて縫い付けちゃえばいいじゃないの♪」と言われまして。
替え袖を付け替えて楽しむ「大うそつき」の長襦袢へと作り変えることにいたしました~
襦袢の袖を外して、着物の袖裏に縫い付ける
まずは、「手っ取り早くて、袖が絶対に出ない方法」 があるということで、着物の袖の内側に襦袢の袖を縫いつけるという方法を教えていただき、試してみました。
それが↓コチラ♪
長襦袢の袖を、着物の袖の中に縫いつけてしまう方法です~
これはかなりの荒技ですねーーー!!
でも、確かに「絶対に袖が出てこない方法」です(笑)
この方法は、外した襦袢の袖を着物の袖幅・袖丈に合わせて、サイズ直しをする必要がありますので、襦袢の袖の縫い代に余分がないとできませんケド。
幸いにして袖幅・袖丈とも、サイズ出しすることが可能でしたので、ぴったり着物の袖と同じサイズの襦袢(袖)になりました。
この方法ですと、袖と胴部分が離れているため、着ていてとても楽なのです。
また、腕・肩を動かしても衿元までひびくことがないので、着崩れがしにくいところも魅力です~♪
ただちょっと気になることは、着物の裏地に袖を縫いつけますから、いちいち袖を取り替えるのは面倒だということと、
着物が傷むので度々はできない(したくない)ということです。
普段用の着物でしたら『着物毎にお気に入りの袖を用意して、
袖だけ全て縫い付けておけば良いのだ』と伺いましたが~
それはちょっと大変そうな感じですので、やはり「大うそつき」の襦袢として、替え袖をマジックテープやスナップボタンで付け替えるように、作り直しておこうと思いました。
外した襦袢の袖を、半襦袢に縫い付ける
もともと嘘つきの長襦袢でしたから、袖を外すことに躊躇はありませんでした。
問題は、1つの着物専用にするのではなく、いろいろな着物に着れるようにしたいということ。
で・・・とりあえず・・・とやってみたのが↓こちらです♪
- 足し布をして、交織物(化繊)襦袢の袖をしつけてあります。
- もともと白袖の嘘つき襦袢でしたが、別の襦袢(ピンク)を引っ張り出して、袖を外して付け替えてみました。
これがなかなかイイ感じにできましたので♪
近いうちにスナップボタンを買ってきて、ボタンで袖を取り外しできるようにお直ししたいと思っています。
とっても便利な「半衿が簡単に取替えできる、紐が無いボタン式の二部式長襦袢」は、↓コチラから♪
|
“着物と襦袢の裄が合わない時は?その1” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。