【色無地】縫紋1つ♪ 御穂衣(みほろ)草木染・縮緬色無地 じみ~なグレーですが縁喜米染!
とーーーーっても地味なグレーカラーの縮緬地の色無地です。
黒っぽい帯を締めているので、なんだか法事にでも行くみたいに見えちゃうでしょうか?!
不祝儀っぽく見えないようにわざと金糸の入った帯締めをしてみたんですけど~ ちょっと画像だとわかりにくですねぇ。
御穂衣(みほろ)・堅牢染めの色無地
こんな地味~なグレーカラーなんですけれど、「御穂衣(みほろ)」という『赤米』を使って染めた草木染めなのだそうです。
赤米はお赤飯のルーツで「縁喜米」と言って、神事や祝い事で使われたお米なので、おめでたいイメージがあるものらしいです。
こんなうんちくが書かれた証書が無ければ、縁起物の染めだなんて全くわからない気がしますけど。。。 欠けてはいますが、端切れの方にも一応「御穂衣染め」と入ってはおりました。
「堅牢染め」とシールも貼られていましたので「堅牢ってなんだろう?」と調べてみたところ、【堅牢=壊れにくい・丈夫】という意味があるそうでして。 その堅牢に「染め」がつくと、日光でヤケにくい・退色しにくい・・・ということになるようです。
ただし、堅牢度(日やけのしにくさ)を示す明確な基準はないので、「堅牢染め」だからと言って全部が全部良い染めとは限らないそうなのですけど。。。 でも、こんなシールが付いていると、なんだか高そうな風に見えますよね(笑)
縫い(陰紋)の1つ紋入り・黒い糸の紋
背には縫紋(陰紋)で1つ紋が入っています。
これまた縫い糸が黒系の糸が使われていますので「不祝儀を意識していれたんだろうなぁ・・・」と思わざるを得ない感じ~ でも、不祝儀で着物を着る機会なんてそうはないです!
そもそも「縁起物」の赤米で染めた着物だと言うのですから、普段どころか慶事に着てもいいんですよね~?! 人様の祝い事(結婚式など)だと、ちょっとはばかられる気がしますけど、自分事(身内)の祝い事なら良いでしょうか???
って、なにも、無理してお祝いにこの色無地を着るなんてことをしなくてもいいんですけど、普段使いする分には、別に問題ないですよねぇ?!
1つ紋入の色無地に名古屋帯
色無地の着物は、1つ紋が入ることで格が上がります。 格のある袋帯を締めれば、略礼装として使える着物です。
紋は抜き紋(染め)よりも縫紋の方がカジュアル寄りで、名古屋帯を締めればカジュアルダウンできるという都合の良い着物のはずなのですが、どうしても紋があると改まって見えてしまう気がして、街着として着るには勇気が入りますね~
でも、そんなことを言っていると、お茶を習っている訳でもないワタシには、いつまで経っても着る機会がやってきそうにありません。
なので、「購入時に普通に着ちゃって平気だよと言ってもらったし、コート着ちゃえば1つ紋は見えないし」・・・と自分自身を納得させて、普通にお出かけ着として名古屋帯で出かけててみました!!
これ↑、帯が黒一色の黒共帯であったなら、どう見たって法事帰りの未亡人みたいですけどねー(笑)
実は、結構ポップなカラーが使われている帯なんですよ。
セットものの帯締め帯揚げ・キラキラ帆布の草履
でもって、帯締め・帯揚げは、付下げやおしゃれ系訪問着にも使えそうなセットものにしてみました。
帯は名古屋帯を締めていますけど、色無地だし・1つ紋だし「いいかなぁ~?」と思ったんですけど・・・変じゃないですよね?!
足元は「いくら舟型でも下駄はナンかなぁ」・・・と思ったので、草履にしました。 エナメルではないですけどキラキラ台なので、これまた「紋入り色無地でも、いいかなぁ?」と。
着物の格合わせ、TPOは気にしだしたらきりがないくらい深いですねー
お呼ばれのようなシーンで無ければ「自分が良ければ、別にいいのよ。なんだって」とよく言われますが、いやぁ~着物ってホント難しいですね。 気にしだしたらきりがない!!
そういえば。 今、御穂衣染めとか色無地とかで調べていて「ボカシ染めの色無地は、慶事でしか使わない」と書かれているのを見つけました。 そうなんですね? 知らなかったなーーー!!
ねえ?
着物って、ホントに奥が深いです。 そしてワタシは、小心者です~ (汗)
☆おまけ☆
もうひとつ、先ほど気づいてびっくりしたこと。
格安のチケットやクーポンで、時々お世話になっている「ポンパレ」さんのショッピングモールで、着物がたくさん売られているってご存知でした?!
ワタシ、全然知らなかったんですけど、まるで楽天市場さんやヤフオクさんのように、リサイクルや洗える着物といったお安い商品が目白押し状態になっていました!!
着物だけでなく、履物から小物までどっちゃりあるので、ぜひご覧になってみてください~