夏単衣☆衣替え時期の帯揚げ
春単衣を意識して買った帯揚げ
6月1日。 単衣解禁~
この日、近所の神社で毎月1回開催される骨董市で、帯揚げを5枚購入しました。
袷の紬用に欲しかった白っぽい帯揚げと、単衣や薄物の着物を意識した「初夏~夏向け」の帯揚げです。
購入したのは↑こちらの5枚です。
左から袷(2枚)・単衣(2枚)・夏物・・・の帯揚げですよー!
まずは、左の2枚です。
こちらの帯揚げは、2枚とも袷の着物用の帯揚げです。
白/茶の方は、「紬に合わせたら粋だよー」と言われて買いました。
良く見ると秋草柄のように見えますが。 帯揚げの場合、着てしまえば柄はよくわからないでしょうからね~
秋に限定せずに、着物や帯に合うのであれば、袷の時期中使っちゃお~♪と思っています。
白/ベージュの帯揚げは、小紋でも紬でも合いそうな感じです。 カジュアルな着物であれば、割とどんな色柄でも合いそうなので、重宝だろうと思います♪
真ん中の濃い水色は「楊柳」ですので、単衣時期にバッチリな帯揚げです。
夏の先取りをイメージさせるさわやかな色味ですので、夏単衣向けですね。 時期的には、5月中旬~6月の下旬くらいまでで、単衣の着物に合わせます。
帯は、かがりの八寸、博多帯、塩瀬の帯など。 春単衣と呼べる早い時期であれば、薄手のツルンとした感じのものなら、袷の着物用の帯でも良いそうです。
白地に赤紫の花絞りの帯揚げは、本当は袷用の縮緬帯揚げなのだそうですけど。
地色が白で、かなり薄めの生地ですし。 しかも、花が「桔梗」に見えなくもない・・・ということで、単衣にも合う帯揚げだそうです。
1番右の淡い水色・・・これは、薄物の夏着物に合う帯揚げになります。
飛びしぼが入ってはおりますが、地の部分は「平絽」ですよね?!
涼しげな夏帯に合わせて使うものなので、早くても6月下旬くらいから。 正しくは7月8月の盛夏用の帯揚げになります。
衣替え時期の帯揚げについて調べてみました。
とまあ、そんなうんちくを骨董市のお兄さんに教えていただき、家に帰って、七緒の単衣特集を読み返したりして。
ふとあることに気が付きました!!
ワタシがずっと盛夏用だと思っていた箪笥の肥やしの帯揚げ達ですが、「もしかして? 盛夏用ではなくて、単衣用の帯揚げだったの?!」ということです~
↑こちらの3枚の帯揚げを、7月8月用だと思い込んでいたのですけど。 これらは「絽縮緬」という素材なのでは???
よーく見ると、絽目の間が広くて透け感が少ないですし、生地に微妙なほっこり感が。。。
淡いピンク色の帯揚げは、結構薄手の生地ですし、若干透け感もありますから、盛夏でもいけそうな気がしますけど。 後の2枚は絽縮緬だとしましたら。 春夏・夏秋という、衣替え季節のつなぎ役になるらしいです。
カラー・柄ゆきを考えると、ブルーの方は5月中~6月下までの夏単衣に。 橙の方は、8月下旬~9月初旬までの秋単衣向き・・・というところでしょうか?
薄手の綸子は、6月中旬くらいまでになるそう。
袷の時期に使う綸子の帯揚げよりも、だいぶ薄めでさわやかカラーであるので、4月末くらいから、6月半ば過ぎくらいまではいけるでしょうか?
着付初心者だったころに、てっきり夏の盛りに使える帯揚げだと思い込んで購入し、ずーーーーーっと箪笥の肥やしになっていたものですが。 今年は、デビューさせることができるかしら?
帯揚げって、こんな風に時期を区切って取り替えるものだなんて、全く知らなかったです。 着物の衣替えって、奥が深い・・・
と、書いたところで、楽天市場さんで「帯揚げ・単衣・夏」と検索してみました。
すると、結構「単衣・夏の時期を通して使用可」と書かれているような帯揚げが多かったのです。 見た感じ、絽縮緬が多い様に見えましたけど。
なんとなく気になったので、着物の知識が豊富な着付けの先生にうかがってみたところ。
「帯揚げは少ししか見えないですし、着物と帯との見た目がちぐはぐでないのであれば、 絽縮緬を7月に使っていけないということはないですよ」とのこと。
もちろんこれは、普段着用の着物の場合であって、正式な場面でのフォーマルでは通用しない話ではあるのでしょうけど。。
羅ですとか、絽綴れの帯なんかでしたら、やっぱり絽の帯揚げの方が良いな~と思いますが、博多帯などであれば、絽縮緬でも結構しっくりきたりするのかもしれないですね。
臨機応変・・・これが1番難しかったりする気がします。 着ているうちに、わかってくるとは言われましたけど、まだまだ当面悩みそう。
そういえば、「帯揚げを替えたら、帯締めも替えるべきなんだろうなー」と思ったのですが、実は帯締めよりも、半襟を意識した方が良いみたいで・・・
半襟については、また別途書いてみようと思います。