【篆刻】篆刻・落款印を作ろう!~ハンコを手作りしてみませんか~
先日、息子の印鑑を注文しました【手作りはんこ屋・京のはんこや幸栄堂】さんの「篆刻教室のページ」を拝見しまして。
こんなものをひっぱり出してみましたよ~
篆刻(てんこく)用のお道具です♪
自分で本格的なハンコを手作りできる「篆刻セット」と「落款印(らっかんいん)」をご紹介しますねー!
書道の表装作品用の落款印について
ちょっと自慢っぽくて恐縮ですが、ワタシは長い間“書道”を趣味としておりましたので、自分の作品を表装した掛け軸をたくさん作って持っています。
書道の作品には、落款(らっかん)と言って「いつ・だれが・なにを書いた」というような書き付けをいたしますが、その際に署名として「落款印」を押印します。 書付の代わりに押したりもいたします。
朱印・関防印・白印
仮名作品の場合には「雅号の朱文印(朱印・しゅいん)を押印し、漢字の作品の場合には、関防印(かんぼういん)、白文印(はくぶんいん・または白印)、朱文印(しゅぶんいん)といった三顆組(さんかぐみ)の印を押すのが正式です。(* 関防印は省くことも良くあります*)
*ワタシは雅号を持ってないので、下の名前を使用しています。
関防印(かんぼういん)は、作品の右肩に押すもので、縁起の良い言葉や風雅・自戒の語句から選ぶことが多いです。
向かって右側の写真は、関防印(かんぼういん)の朱文・白文です。 文字が朱に出るものを「朱文印」、白く抜けるものを「白文印」 と呼びます。
落款印の大きさは、作品の出来上がりの大きさによって自分で決めます。 押す場所も、全体のバランスを見て良いと思われる位置に、自分で捺印いたします。
仮名作品の場合は上のような変形の印もありますが、漢字作品の場合は、普通四角い印を「白文→朱文」の順に押して仕上げます。
こちら↓は、全紙作品に良く使用しているお気に入りの「朱文印」ですが、結構大きい石印です♪
落款印の原稿
篆刻のお道具の中から、色紙作品用にと作った落款印の原稿が出てきました♪
ワタシの名前は「直美」ですが、朱文印の場合は仮名で使用される別の字体を当てることも良くあります。
どんな印影を作ろうか?・・・いくつかパターンを考えてみて、師匠に添削をしていただきました。
印面には、印影とは逆向きで彫らないといけませんので、原稿に鏡を当てて「逆字の印稿を作成」します。
石材の印面は、あらかじめヤスリをかけて平らにし、滑らかに整えてから、印稿を筆で書き込みます。
彫る際には↓こんな感じに石材を固定して、「篆刻印刃」で少しづつ彫っていきます。
*撮影用のデモなので、印面の文字入れはしていません。
はじめは浅く、線も太く・・・少しづつ修正しながら彫り進めて完成させます!
ワタシの場合は、書道の師匠に頼りきりで、先生が原稿の添削から仕上げまでを手ほどきをしてくださっておりましたので、ほとんど師匠の作品と言っても過言ではないくらいなのですけどね~(汗)
それでもやっぱり「愛着のあるワタシの落款印」達でございます♪
出来上がった石印は、欠けたりしないように、手作りの和紙の袴をかぶせて、大事に大事にしています。
確か、一番初めに彫ったのは「直」の白文印であったと思います。もう30年くらい前になるでしょうか? 中学生か高校生になったくらいの頃であったと記憶しております。
ですので、篆刻印を彫刻することは、それほど難しいことではありません。(字体や仕上がりにこだわらなければ・・・のオハナシですけど)
京のはんこや幸栄堂さんの「ネット篆刻教室」であれば、基本からわかりやすくご覧になっていただけますので、初めての方にもオススメです!! 書道作品はもちろんのこと、絵手紙や年賀状、和風のカードの作製時など。 ご自分の落款印を押してみてはいかがでしょうか?!
篆刻セットは、京のはんこや幸栄堂でお安く手に入りますので、ぜひ、挑戦してみてくださいねーーー!!
[blogcard url="https://kimono-kirunara.com/kaiun-hanko/"]