卒業袴の立ち居振る舞い
卒業袴の立ち居振る舞いの動画を作ってみました。
椅子に座る・車の乗り降り・階段の上り下り の振舞いについて、参考としていただけましたら幸いです。
動画を撮った時点では、卒業袴の振る舞いについて、特に階段の上り下りにつきましては
よく存じ上げておりませんでしたので、後から文字入れすることになってしまってゴメンナサイ!!
椅子に座る・階段を下りるといった際には、袴の両脇から手を入れて、裾(丈)を持ち上げると良いようです。
座る際には、自分の体重で袴を下ろしてしまわないように!
(帯の上に乗せてあるだけなので、緩むと袴の上線部分が開いてしまい帯が見えてきてしまいます。
ひどく下ってきてしまいましたら、袴を帯の上に乗せなおして、背中に隙間ができないように、前で結んであるリボンを引いてください。できれば一旦リボンだけ解いて、結び直す(締め直す)と良いと思います。)
階段を下りる際には、丈を短くすることで、裾をすらないようにするために行います。階段を上るときは、手を前側に入れて持ち上げてあげてくださいね!
動画作成にあたりまして、参考にしました書籍はコチラです。
結婚当初に義母から贈られたマナー本ですが、マナーや知識だけでなく、
着付けのポイントや所作にいたるまで、わかりやすく記されていて大変重宝しております。
現在は「平成版」に改訂されているようです。
*2冊とも、袴の所作についての記述はありませんでしたが、
振袖の美しい振る舞いについては、わかりやすく記載されておりましたので、参考とさせていただきました*
余談ですが~
立ち居振る舞い と 立ち振る舞い
着物を着た際の所作については「立ち居振る舞い」と言うのが良いみたいデス。
- 立ち居振る舞い⇒立ったり座ったりの身のこなし。日常の動作。
- 立ち振る舞い⇒旅に出るにあたって、人を招いて別れの飲食をすること。
実は、立ち振る舞いを、立ち居振る舞いと同じく「日常の動作における身のこなし」とするか否か?は、
諸説あるようでございまして、goo辞典では同義語とされておりました。
(立ち振る舞いは、主に立った状態での所作ということですが)
今回のように、美しい振る舞いについて所作を表現するのでしたら「立ち居振る舞い」というのが、
無難なのかなぁ・・・なんて思いまして「立ち居振る舞い」とタイトルをつけました。
日本語って、難しいですよね~♪