浴衣着付けのポイント~ハウツー編①~浴衣の丈・裾線
当サイトは、アフィリエイト等の広告を掲載して収益を得ています。
浴衣着付けのポイント『どうやったらいいの?』を具体的に~浴衣の丈・裾線の決め方~
前記事で「着付けのポイント~浴衣姿を美しく見せるコツ~」を書きましたので、本記事では衣紋抜き・衿合わせ・裾線の位置など『どうやったらいいの?』というところをご紹介してみたいと思います。
着付けにはいろいろ流派とか、個人のくせみたいなものがありますが、あくまでワタシ流です。 本や雑誌で掲載されているものと違うかもしれませんが、ご参考までということで♪ あくまで浴衣初心者さん向けの内容です。
前ページは、目につくポイントから順に書いていますのでと掲載順序が違ってしまいますが、本ページでは、わかりやすいように着付けの手順にそって書きますね~
■着物の名称
裾線の位置
浴衣の長さ(丈)はどのくらいが適当か? 裾線の位置の取り方です。
(参)浴衣の裾が短すぎる
- お尻が起点(軸)。衿先10センチを持って、つま先上がりに
- 1:浴衣に袖を通したら、両手で衿先10センチあたりを持ちます。
- 浴衣にシワ・たるみができないように、一度カラダから離してストンと下ろす。
- 2:両手で浴衣を広げて、浴衣を持ち上げます。 この時、腰やお尻のあたりにシワ・たるみが出来やすいので、一度カラダから浴衣を離して、ハタハタさせてからお尻に付けるようにしてください。カカトの後ろが2~3センチでるくらいの長さにします。
最初に決めるのは、カカトの裾線位置です。
- お尻を軸に左右手を引っ張り合って。上前の位置を決めます。
- 3:浴衣の上前(左手側)の位置を決めます。脇の裾線はくるぶしが隠れるくらいの長さです。おくみ線が足の薬指あたりにくるように、褄先上がりに。
上前の位置は大事なので、たくさん気をつけることがありますが、慎重に決めてください。
両手は常にお尻を軸に前方に引っ張り合いしながら、手の指でクイッと上げて♪
- 下前は、褄先を脇に向かってクイッと上げて。緩まないように衿先を前方に引っ張りながらキュっと巻く。
- 4:位置を決めた上前が動かないように気をつけながら、一度開いて、下前を巻き込みます。 お尻から浴衣が離れないように意識しながら、右手の肘から手首をお腹の上に沿わせるイメージで下前を閉じるといいかも。 上前から下前が出ないように、褄先を少し多めにくいっと上げて、カラダの左脇に押し込む感じです。
左の肘に挟み込むと、右手を離しても落ちません。 前も後ろも、腰紐がすんなり締められるように、右手でシワやたるみを取ってください。
- 上前を戻して、腰紐をかける前に。 身八つ口から手を入れて下前をチェック♪
- 5:上前を戻したら、上前の衿先10センチを右手に持ち替えます。
離した左手を「左身八つ口」から入れて下前を持ち、丈・緩み・上前位置を修正します。 上前・下前と、一発で決められればやる必要はありませんが、褄先の上がりが甘い・巻がゆるい・上前の位置がずれた・・・などは、腰紐を掛ける前にここで微調整してください。
浴衣の身幅が大きい場合、巻き込むと歩きにくいので折り返します。 下前を巻く時にやっておくと良いですが、褄先の引き上げをしながら返しを確認すると良いです。
腰紐をかける前にチェックするのは・・・- 上前の位置は、カラダの正面にきているか?巻きすぎ・浅すぎではないか?
- 上前の裾線の位置。長すぎないか? 短すぎないか?
- 巻が甘く無いか? 緩ければ締める。理想は、後ろから見た時に裾つぼまりのシルエット
- 腰紐の位置がぐしゃぐしゃになっていないか?
- 下前は折り返してあるか?
- 下前は上前から出ていないか? 右脇から左へ褄先上がりで上げてあるか?
腰紐をかけてからでも、少しくらいは調節が効きますが、チェックポイントができていない場合は、初めから巻き直しした方が早いです。
- 腰紐をかけておはしょりを下ろす。
- 5:腰紐位置で、紐の中心をお腹の真ん中を避けて持ちます。
後ろに向かって紐を沿わせて。
お尻の上で紐を交差させる時に、紐の下に親指を入れて、浴衣のたるみを脇に向けてシュッと・・・寄せます。
前で一度仮結びしたら、裾の長さや腰紐位置のグシャグチャをもう1回チェックしてみてください。 今度は両手が空いているので、直しやすいと思います。 ただし、あまりいじると逆に崩れるので、要注意ですよ~
問題なければ、最初の紐に1回からげてから、左右にねじって紐の先を挟み込みます。 1度片結びしてから挟んでもOKです。
腰紐までかけてしまえば、後は楽です。 紐の位置は、通常腰骨の上(骨に乗らないあたり)ですが、おはしょりの長さによっては(浴衣の着丈)さらに下で締めることもあります。 浴衣が短くておはしょりが十分に出ない時には、下めで締めてみてください。
背縫いは、上半身は背中の真ん中にくるようにしますが、下半身は脇に寄っても構いません。
腰紐が締められたら、身八つ口から手を入れて、前も後ろもすっきりとたるみやシワを下ろしておきましょう。
身八つ口から手を入れて、左右・上下に動かしておはしょりを下ろすことを「手刀を入れる」と言います♪
ここまでできたら、次は衣紋抜きと衿合わせです。続きも見てねー!!