浴衣の兵児帯
兵児帯(へこ帯)
街着として着る「高級浴衣」であれば、名古屋帯や袋名古屋帯も締めますが、
花火大会やお祭りに着る浴衣には、半巾帯や兵児帯を合わせます。
お子さまやお若い方向けのふんわりと華やかな兵児帯から、大人の女性向けのシックな兵児帯まで、最近はいろいろなタイプの兵児帯が出ているようです。
半巾帯にオーガンジー等の小ぶりの兵児帯を重ねるアレンジの帯結びも、まだまだ流行っているようですねー。
兵児帯とは・・・
本来、兵児帯(へこおび)は、和服における男物の帯の一種。 以下の二様がある。
- 大幅(約74センチ)もしくは中幅(約50センチ)の縮緬地などをしごいて締めるもの。
明治以降に流行した。 - 男物の角帯のうち、1にならってやわらかい生地で作ったもの
本来「三尺帯」と呼ばれていたものが、1と混同して『兵児帯』と呼ばれることもある。
名前の由来は、薩摩兵児が普段に締めていたところからきているらしい。 明治維新とともに薩摩の風俗が東京に移入されるにしたがってひろく用いられるようになった。
後年には男物のみならず、子供が浴衣を着るときなどにも用いられるようになり、現在では女性が締めることもまま見られる。
生地がやわらかく幅広であるために、締めた際に体に負担がかからないため、普段着の帯として愛用されるが、結び目がだらしなく、ほどけやすいなどといった理由から、よそ行きの際には敬遠される。
※出典:フリー百科事典Wikipedia(2010.06.21)
男性用の兵児帯も、粋な感じで素敵ですね。
⇒兵児帯(メンズ)について
- その他、大人の兵児帯で検索してみました。
-
20代・30代のお嬢さんは可愛らしく、30代・40代のママ達には若々しく、歳を重ねるにつれキリっと品良く♪ 着る浴衣の雰囲気や年代・TPOに合わせて選んでくださいね♪
こう書いてしまうと、なんだか難しく思えちゃうかもしれませんが、要は「涼しげに見えて、浴衣に合う帯」であればOKです!!
同じ浴衣でも、帯や小物使いでガラリと印象を変えることができますから、気軽にいろいろなアレンジを楽しんでみてくださいねーーーー!!
浴衣の兵児帯の重ね付け
ゆかたに兵児帯。
以前は浴衣の半巾帯に兵児帯を重ねて結ぶことはなかったように思いますが、
現在はお若い方を中心に、とても流行っているようですね~!
もちろん兵児帯は使わずに、半巾帯を締めるだけでも素敵な浴衣姿に仕上がりますケド。 より華やかに見せたい時やボリュームを出したい時に兵児帯を足すと良いですね。
また、薄手の兵児帯は帯がぐらついて背中に沿わないときや、着崩れが心配な時にもお役立ちするアイテムです。 帯結びの「手」に兵児帯を通しておくと、帯の結びが安定しますので、帯がゆるんで下がってくるのを防止できます。
厚手でボリューム感のある兵児帯であれば、それだけで帯とすることも可能です。 きつく締める必要がない帯なので、苦しいのが苦手な方にもオススメです☆