着物や帯の宝探し♪骨董市に行ってみよう~リサイクル着物の買い方・探し方
骨董市での宝探しに夢中になっているワタシの、リサイクル着物や帯のお買い物についてご紹介させていただきます♪
ワタシの好きな骨董市は♪
ワタシが通っている骨董市は、「町田天満宮がらくた市」です。 時々「やまとプロムナード古民具骨董市」にもお邪魔しています。
- 町田天満宮がらくた市 オフィシャルサイト:毎月1日開催(1月は10日前後)
- やまとプロムナード古民具骨董市公式サイト:毎月第三土曜日開催
大和駅前(小田急線・相鉄線)のやまとプロムナード古民具骨董市の方が、断然規模が大きいですが、町田天満宮は自宅から近いのと、じっくり見るにはちょうど良い規模なのでお気に入りの骨董市です。 骨董市常連さんから伺ったお話では、町田のがらくた市が『一番価格設定が低い』という印象があるそうですよ~
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骨董市で買える帯や着物って、どうなの?ってお話
「骨董市で売られている着物なんて、リメイク用の難あり着物ばかりなんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、そんなことはないですよ~ もちろん、開催される骨董市やその時々の露店の状況(仕入れの具合)によって変わってくると思いますけど。
例えば最近、ワタシが袖を通した骨董市入手の着物や羽織には以下のようなものがあります。
- ■お召・染九寸・帯揚・帯留
- ■大島紬・絞り九寸・帯揚・帯締め
- ■紬羽織・小紋・洒落袋帯・帯揚・帯締
- ■小紋・九寸名古屋・帯揚
※更紗大島は、購入後裄出しを、羽織は普通丈を長羽織に仕立替をしています。
※白い小紋は、お手入れに出した呉服屋さんに「良い物ですよ」と褒めていただけました。
露店で開催される骨董市でも、リサイクルショップさんやネットショップで購入できる和服とそう変わらない・・・いえ、価格帯がお安い分だけ「掘り出し物に出会った感」が強いです!!
良い着物や帯を安く手に入れられる、究極の宝探しを体験できますよ~♪
良い着物や帯に出会うための「骨董市の攻略法」とは?!
骨董市が遠方でしか開催されていない場合には、難しいことかもしれませんが、とにかく毎回通うこと!これにつきます。
開催場所よっては違うのかもしれませんが、ワタシが通う骨董市は毎回同じ場所に同じお店が並ぶことが多いので、通うことで店主さんと顔なじみになれるからです。
常連さんになれば、お買い得の商品を優先して見せていただけますし、「こういうのが欲しい!」とお願いしておけば、お取り置きしていただくこともできますよ。
骨董市で売られている和服の価格
骨董市で売られている和服は、お店によって価格の付け方が本当にいろいろです。
畳紙1枚1枚丁寧に入れられて、きちんと積まれているお店は、やはり単価が高価ですし。
ブルーシートや平台の上に、どっさり山積みになっているようなお店は、朝のうちは1枚1000円。お昼過ぎたら半額とか、3枚で500円とか、どんどん値が下がるようなところもあります♪
違いは、着物屋さんの露店なのか・古道具屋さんの露店なのか・・・仕入れる時の専門が何か?なんだろうな~と思っているのですけど、違うかしら?
1点1点値踏みをして、キレイに並んでいるのは着物屋さんのお店。価格も商品に見合った金額です。
対して、山盛りに積まれていて、帰りはゴミ袋に入れられてしまうのは、着物が専門ではないお店。 こちらは「どれでも◯円」の扱いなので、虫食いのウールの着物と、しつけのかかった美しい訪問着が同じお値段で売られています。
畳紙を1枚1枚開けていただいて、素敵な着物を店頭の半額以下(もしくはそれ以下)で探すというのもワクワクしますし。
山と積まれた大量の着物と帯を、トレジャー・ハンター気分で掘り出すのもまた楽しいですし。
どっちを狙うのか?は、アナタ次第です~
骨董市で売られている着物の価格が、その品質・状態に見合っているものかどうか? これはもう、その人なりの価値観で判断するしかなさそうです。 多くの場合、買い付け時の価格が売値に反映されているようですが「自分自身が、その価格で欲しいと思うかどうか?」で決断するしかありません。
通っているうちに、だんだん目が肥えていくというのも、骨董市の楽しみの1つかもしれませんね~
攻略のポイントは、時間帯と価格と時期と天候です。
時間帯と価格
ポイントその1は、骨董市に訪れる時間帯ですね。
早ければ早いほど良い品物がありますが、価格はその日1番の「最高値」となっております~
規模の大きな「やまとプロムナード古民具骨董市」なんかですと、地方の業者さん達が前日からホテルに泊まりこんでいらしていて、早朝の暗い内から物色されるという話ですから、プロに負けじと品探しをするのであれば、日の出前から出向かないといけないようです。
それはちょっと・・・という場合には、朝の7~8時前後くらいが見やすいかもしれません。 まだ人出が少なめですし、とりあえず品出しは一段落ついて商品も陳列状態にあるからです。
平台に山盛りの着物たちの値が下がりだすのは、大体お昼ちょっと前くらいからかと思いますので。 とにかく安く・・・というのであれば、お昼ごろかな?
逆に13時を過ぎてしまうころには、すでに撤収が始まってしまう露店さんも多いので、オススメしません。 骨董市に行くなら、午前中の早めの時間が鉄則です!!
時期と天候
時期というのは、まずは、夏か冬か・・・ということです。 あまり季節は関係なしに、真冬に絽の着物や帯が手に入るのも骨董市の醍醐味ですが、6月くらいから薄物や浴衣が多く見られるようになる気がします。 袷の着物は見るだけでも暑苦しくて売れないから・・・と、着物の専門店さんだと「上等な袷の着物」は夏にはあえてお持ちにならないところもありますしね。
次に暮れ。 ワタシのお気に入りの露店さんは、12月に半額セールを開催されるので、とっても楽しみです。 これは特別なケースであると思いますけど、値が下がりやすい時期ではあるかと思います。
天候というのは、雨の日ですね。 テントを張って、晴れでも雨でも同じように出店されるお店もありますが、雨だとお休みされるところもあります。
露店は出したけど、良い商品は濡らしたくないので「安いものしか持ってきてないよ」みたいなお店もあります。
雨の日は当然人出も少ないですから、お値引きしていただきやすいというメリットもありますが、品数が少ない・見にくいというデミリットもありますね。
ちなみに↓こちらは今年(2016)の1月天満宮がらくた市で、朝8時に撮った写真です。
通常1日のところがお正月で開催日が変更されたのですが、昨年は10日だったのに、今年は13日であったせいか? 出店自体もまばらな感じで、人出もかなり少ない感じでございました。 ワタシ的には良いお買い物ができていますが、お気に入りのお店が2ついらしていなかったのが残念な日ではありました。
つまり、骨董市は日によってかなり活気や雰囲気が変わってきてしまいますので、1度行っただけで「こんなもんか」と判断されてしまうのは残念だなーと思うんですよね。 ぜひ、何度も足を運んで、お気に入りのお店やさんを見つけていただきたいと思います♪
ちなみに、ワタシのお気に入りのお店やさんは内緒です♪ 競争率が高くなると困りますから(笑)
着物や帯を買う前にサイズ・汚れのチェックは必須です!
リメイクで使うのでしたら、問題ないと思いますけど。 リサイクル着物やアンティーク着物は、サイズが小さい場合が多いので、ご自身で着ることを前提とするのであれば、サイズ確認は大事です。
事前に、サイズバッチリのお手持ちの着物を測ってメモしておいてくださいね。 当日は、メジャー(巻き尺)をお忘れなく。
絶対に確認すべきなのは、裄と着丈。 これが足りないと、キレイに着ることができません。
また、高価な着物の場合には、前巾・後巾、袖丈も見ておいた方がよいかもしれません。 元の持ち主さんが、恰幅の良い方であったりとても痩せている方であった場合、裄や着丈が合っていても着れないということもありえます。
袖丈は、替え袖を作るなどで対応することは可能ですが、アンティーク着物のように「やたら長い」場合には、替え袖の用意も大変になるかもしれないです。 いっそ着物の袖を詰めるという方法もありますが、初心者にはハードルが高いと思われます。
さらに言えば、帯の長さにも時々泣かされることがございます。 お太鼓柄なのに、どうしても柄がちゃんと出ないとか・・・ 長さが長い分には良いのですけど、短いと作り帯に作り変えないといけなくなるかもしれませんから。
気に入った着物は、お直しも視野に入れる・・・というのも、ありっちゃありです
品質が良い。柄・色がとても気に入った。。。。という場合には、お直しをするべく「縫込み」を確認して買うというのもありですけど。
ご自身やご家族が和裁ができるというケースを別としたら、お直し代が結構高く付いてしまいますので、最初からサイズの合ったものを買うのが無難です。
縫込みがあったとしても、色焼けや生地の劣化で直しがきかない・・・ということもありますし、開けてみたら思ったよりも「耳巾」が多くて、期待しただけ出なかった・・・ということもありますので。
直しを前提に買う場合には、お店の方によく相談をしてみてください。 古道具屋さんのご主人ですと、そうした話はお分かりにならない場合もありますので~ その場合は、まわりにいらっしゃるお客様で目のききそうなご婦人を探してください。 お茶やお花の先生や和裁の先生、リサイクル着物の同業者さんがいらしていることも結構あります~
汚れのチェックポイント
骨董市でリサイクル着物を買う場合の、汚れのチェックポイントは。
※上写真の着物はお誂えの付下げです。リサイクル品ではありません
- 衿元の汚れ
- 袖口の汚れ
- 上前の汚れ・背中のヨゴレ
- ワキの汗ジミ
- 胴裏(フリも)の黄ばみ・シミ
- 八掛・裾の汚れ
胴裏は見えないので許容範囲内でもあるのですが、裏の黄ばみは経年で表に出ますので、その点を納得できればOKです。
下前・帯中に入る部分のヨゴレも、気持ち的に気にならないのなら着用自体には問題ないと思います。
衿元のヨゴレも、広衿を折って見えなくなれば・・・とは思いますけど、これは個人の私見によるかと思います。
リサイクルの着物は、どんな扱いを受けていたかわからないので、着る前に必ずお手入れに出す・・・という方と、1シーズン着ちゃってから出すという方がいらっしゃるので、その点も本人の性格によって変わってきますね~ ちなみにワタシは、後者です(笑)
骨董市でお買い物の際のマナー
当たり前の話ではありますが。
畳紙に入ってキレイに置かれている着物や帯を物色して、ぐちゃぐちゃにしたまま立ち去るのはナシです。 自分の着物を手にする気持ちで、丁寧に広げて見て・ちゃんとたたんで戻してください。
また、お店やさんによっては、置かれている位置で価格が決まっていることがあるので、ハンガーで吊るしてあった着物を手にとって、平台に戻すというのはナシです。 ちゃんと元にあった場所に戻してください。
いじるだけいじって、何も買わずにそのまま立ち去られる方も多いので、お店によっては「良い物は奥によけてある」ということもあるようです。 お願いして見せていただくには、商品を丁寧に扱うというのは基本中の基本ですね。
骨董市とフリーマーケットの違い
骨董市に長く通って思う「骨董市とフリーマーケットの違い」ですけど。
「価格交渉」が当たり前のフリーマーケットとはちょっと違って、骨董市は「おまけして!」の値引き交渉はあまり歓迎されないような気がしています。
何度も買う・一度にたくさん買う・・・という場合には、先方から「XXXX円でいいよ」「これ、おまけにあげるね」とサービスをしてくださることが多いですので、あまりグイグイと「安くならない?」を連発しない方がいいかもデス。 ワタシは図々しいオンナなので、ついつい言いたくなっちゃうのですけどね~(笑) なるべくこらえるようにはしています。
でも、「すごくいいなーと思うけど、ちょっと高すぎるんだよなぁ・・・XXXXX円くらいだったら買えるんだけどなぁ」という価格交渉はアリです。 そういった相談にはのっていただけますので、高価なものを購入したい場合には伺ってみると良いと思います。
NGなのは、すでにかなりお安いものを1点買いで値切ることかな~ まとめて買うから、お願いできませんか?・・・というのは良いと思いますけど。
フリーマーケットは、素人が自宅のいらないものを売っている・趣味のもの(ハンドメイド等)を売っていいるということが多いかと思いますが、骨董市の業者さんは「古物商認可を取ったプロ」ですから、商品は買い付けをして販売をされていることがほとんどです。
骨董市という露店での販売をメインとされている業者さんもいらっしゃるし(あちこちに出店されている)、実店舗をお持ちの業者さんもいらっしゃるし、リサイクル店などのプロを相手に「競り」の市場を開催されている業者さんもいらっしゃいますから、フリマと違って、そこで売れなければ別で売る・・・という方も多いようです。
「せっかく持ってきたから買って欲しい♪」と、お昼ごろににはお値引きをしてくださるわけですが、不要品を並べることも多いフリマとは、根本的なところが大きく違うような気がしています。
骨董市、今月(直近)の買い物
先日、6月の市ではお振り袖と襦袢のセットを買いました!!
裄71センチ、ヒロミチナカノ。
1箇所だけちょっと色抜けしていますが、ほとんど使用感のない美品の振り袖です♪
姪っ子が着てくれたらいいなーと思って買ったんですけど、色も柄もワタシの好みで(笑)
自分用には、紬地の洒落袋帯を買いました。
わかります?鳥柄なんですぅ~♪ 今度、改めてご紹介させていただきますね。
・・・ということで。 きりまる目線の「骨董市のお買い物」についてでした♪
あくまで和服を買うことを想定して書いていますので、器やアクセサリー、雑貨などを買う場合には当てはまらないと思いますので念のため。
「ワタシも骨董市に行ってみたいなー」と思われた方向けに、開催案内をさせているサイトさんを探してみました。
■骨董市の開催日と開催場所で検索できます!
⇒骨董市サイト:https://www.kottouichi.jp/
ワタシも今度、町田・やまと以外の市にも行ってみようかな?と思っています。
究極のお宝探し♪ アナタもぜひ、楽しんでみてくださいねーーー!!
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