成人式に必要なものを準備する
当日のお支度(着付と美容) 必要なものを準備する
成人式の支度に必要なもの
お支度をしていただく写真館や美容院によって、多少内容が異なると思いますが、
以下は基本的な「お持込のリスト」です。
- 着物(振袖)
- 長じゅばん
- 帯
- 帯揚
- 帯締
- 帯板(前・後ろ)
- 帯枕
- 伊達締め2本
- 腰ひも5本
- 肌襦袢
- 裾よけ
- タオル5本
- 足袋
- 衿芯
- 三重紐
- 重ね衿
- バッグ
- 草履
- ショール
確認しておいていただくと良いと思うこと
■振袖・長じゅばんのシツケは外してありますか?!
前撮りを済ませていらっしゃる場合は、シツケがつきっぱなし・・・ということはないと思いますが、
新らしく購入されたお着物で当日撮影や後撮りを予定されている方の場合は、
時々シツケ糸がつきっぱなし・・・ということがあります。
長じゅばんのシツケは見えませんので、あえて外されない方もいらっしゃいますが、
振袖のシツケはきれいに外しておきましょう。
着物を傷めないように、ゆっくりと丁寧に行っていただきたい作業ですので、
持ち込み先の着付け師さんにお願いするのではなく、あらかじめご自宅で外しておくのが良いです。
■長じゅばんの半衿はついていますか? 汚れてはいませんか?
たたみジワが変についてはいませんか?
長じゅばんの衿には、半襟がついていなくてはいけませんが、
ママやお姉ちゃんの振袖をお持込になる方で、時々ついていない方がいらっしゃいます。
もしくは、ついているんだけど、妙に黄ばんでしまっているとか、汚れが目立っているとか。。。
この場合は、ついている半衿を外して、新しいものに交換しておかねばなりません。
長じゅばん自体は、シミや汚れがあっても見えないのですが、
半衿の汚れはとても目立ちますので注意しましょう。
最近は、刺繍の豪華なカラー半衿や飾りのついた半衿が人気ですので、
着物に合わせて、コーディネートしてくださいね。もちろんシンプルな白い半衿でもステキです。
長じゅばんに半衿を付けたまま仕舞われていた場合、変に折りあとがついてしまっていて、
衿がきちんと決まらない(すっきりと着付けられない)ことがあります。
また、半衿のつけ方が特殊で、半衿に衿芯が入らなくて困ることもあります。
着物の衿元は、着付けの中でも大事なポイントですので、
あらかじめアイロンをかけておくとか、 衿芯がキレイに入るかどうか?を確認しておいていただくと
良いと思います。
半衿付けは、思いのほか時間がかかりますので、当日着付けさんにお願いすることは難しいですし、
工賃も結構高いです。
■帯は振袖の帯ですか?
本当にマレなことですが、普段着用の名古屋帯や袋名古屋帯をお持ちになる方がいらっしゃいます。
柄的に問題なかったとしても(無地や総柄など)、長さが全然足りません。
振袖用の六通柄や全通柄の袋帯を合わせてください。
時々アンティークの丸帯をお持ちになる方もいらっしゃいますが、
厚くて長さが短いことが多いので、 今風の羽がたくさんある変わり結びは結べません。
古典的な文庫結びや立て矢結びで、すっきりと着付けてもらってくださいね。
■帯揚はフォーマル用ですか?!
振袖の帯揚は、総絞りが一般的ですが、金糸・銀糸の入った平の帯揚げも合います。
縮緬地のふくれ織り・友禅・小花の織り柄の入ったものなど、振袖用の華やかなものを使ってください。
レースの帯揚げは、そのままでは帯枕の紐が透けて見えてしまうことがあるので、
他の帯揚げと重ね使いするのが良いと思います。
■帯締はフォーマル用ですか?!
振袖用の帯締は、丸ぐけ・平の幅広タイプ・丸組みの豪華なもの・・・と、
帯に負けないボリューム感のあるものが多いです。
豪華な帯留をする場合には、あえてシンプルなものを使うこともありますが、
着物や帯とバランスの良いものを合わせてください。
帯枕を包む部分に絞りのない「中抜き絞り」は、訪問着や付下げ用の帯揚です。
■帯板は2枚ありますか? 長さはどうですか?
振袖の変わり結びには、帯板を2枚使うことが多いです。
前用の長いものと、後用の短いものです。 1枚しかない場合には、厚紙を切って代用することも可能です。
長いものが2枚ですと、脇で重なってしまってキレイに帯が締められませんので、
その場合は厚紙を使って作ってください。
■帯枕にガーゼはかかっていますか?!
絶対にないといけないものではありませんが、帯枕にガーゼがかかっていると、
背中に帯枕がピタリと付くので、帯が下がりにくくなります。
ストッキングを利用されている方もいらっしゃいますが、ストッキングは滑りますし、
前の結び目がカラダにキュっと当たりますので、やわらかくて薄いガーゼを
かけていただくことを オススメします。
■伊達締めは2本です。
伊達締めには、マジックベルトタイプのものと、紐で締めるタイプのものがありますが、
2本ともマジックベルトタイプよりは、博多や化繊の紐で締めるタイプのものが1本あると 良いと思います。
伊達締めに、振袖用だのフォーマル用だのといった区別はありませんので、
お家にあれば、紐タイプも入れていただくと良いです。
■腰ひも5本~6本あると良いです。
腰紐を使う本数は、着付け師さんによって違うことがありますので、 指定された本数をお持ちになってください。
ウエストベルトのゴムタイプがあれば、1つ足しておくと良いかもしれません。
■肌襦袢の下には、インナーウエアを着てもOKです。
成人式の日は寒いことが多いので、肌襦袢の下にはキャミソールや半そでくらいの
インナーウエアを着ておくと良いでしょう。
ただし、振袖のえもん(後ろの衿)は深く抜きますので、襟ぐりは大きく開いたものを 着ておいてください。
キャミソールやタンクトップでも良いですが、あまりすべらない素材のものをオススメします。
和装ブラをお持ちであれば、お使いになってください。
お持ちでない場合は、スポーツタイプのようなソフトなブラをするか、
あえてブラはしていただかなくても構いません。
避けていただきたいのは、ワイヤー入りのブラです。
着物はカラダに凹凸がない方が、着崩れせずにきれいに着ていただけますので、
グラマーなお胸を作る必要はありません。
■裾よけの下の防寒
裾よけは、肌着とつなぎになっているワンピースタイプでも良いです。
裾よけの下に、和装ストッキングや和装タイツをはいていただいても構いません。
ただし、はきこみ口が深いと帯の下になってしまいますので、
お手洗いに行った際に、上げ下ろしがしにくくなります。
ショーツもできればヒップハングのような、はきこみの浅いものが便利です。
おろさなくてもトイレに行ける股割れタイプのものもありますが、 慣れないとちょっと難しいかもしれません。
着物を着ると、ヒップラインの下着の線が目立つので、できれば着物用のものが好ましいですが、
タンガやバックレースのものでも良いと思います。
深ばきにならないような、3分丈パンツや6分丈くらいのものが暖かくておすすめです。
タイツやレギンスをはく場合は、着物の裾からのぞいても目立たないようなカラーを選んでください。
(肌色や白)
ご自身が嫌でないなら、普通のストッキングの足指を割って、足袋を履いていただいてもOKです。
■タオル5枚程度
補正に使います。 お家にあるもので構いませんが、薄手で清潔なものをご用意ください。
場合によっては、カットして使うこともありますので、 粗品でいただけるようなタオルがベストです。
■足袋
白足袋が正式ですが、刺繍でワンポイント入ったものもかわいいですね。
サイズは、大きくてブカっとしてみえるものよりは、ぴっちりした感じの方がキレイです。
木綿のキャラコが良いですが、はき慣れない方にはストレッチ素材のものでも・・・
■衿芯 薄いメッシュのタイプよりも、ポリエチレンの長めのタイプがキレイに仕上がるような気がします。
一度半衿に通して、確認していただくと良いです。
■三重紐
使わない着付師さんもいらっしゃいますが、最近は使用されることが多いので、 1つあると良いです。
三重紐があると、変わり結びの羽が取りやすくキレイに結べます。
浴衣にも使えます。
■重ね衿
2色使いになっているものは、どちらが着物の衿側にくるのが良いのか? きちんと伝えておきましょう。
どちらの色がINになっても構わない場合は、 着付師さんにおまかせで。
■ぞうり・バッグ
お支度をしていただく店舗さんの指示に従っていただくのが良いですが、
当日、家から足袋と草履を履いて行かれると、帰りに靴を持ち帰らなくてすみます。
草履を脱ぐような場面が予想される場合は、鼻緒どめを持っていると良いですね。
似たような草履の方がいらしても、自分の草履がすぐわかります。
■ショール
ショールも、当日の朝持ち込むのでも良いかもしれませんね。
白いフワフワの水鳥タイプが一般的ですが、ワタシ的にはリアルファーがオススメです。白いふわふわのショールは、雨や雪に当たるとペショペショになってしまいますが、 毛皮のショールは少しくらい濡れてもあたたかいですから~
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