ママ(姉)の振袖を着る。 

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ママ振(ままふり)・姉振(あねふり)

 

写真館で成人式の記念撮影をされるお客様で、お振袖を「お持込み」になる方は多いです。

特に、ママが20歳のときにお召しになった「ママ振」や、
お姉ちゃんや従妹さんが着られた「姉振」をお持ちになる方は、多いですよ!

少し前までは、呉服屋さんでお誂えされたご本人様用の新品のお振袖や、
よその貸衣装屋さんで用意をされたお振袖のお持込も多かったのですが、
ここ数年、古典的なお着物の人気が上がってきているからでしょうか?

“箪笥にしまいっぱなしになっていた”というお着物をお持ちになる方が、
増えているように感じています。

その際、記念写真と成人式当日とで、お手持ちの振袖の着方(選び方)を
単純に分けるとしたら次の通りです。

  1. 前撮り(事前に写真だけ撮影)と当日で、同じ着物(ママ振)を着る。
  2. 前撮りだけ ママ振りを着て、当日はレンタルした着物を着る。
  3. 前撮りは写真館のスタジオコースの着物を着て、当日はママ振を着る。

 

 

 

1【写真撮影と当日で同じ手持ちの着物】の場合・・・

 

事前の着物選びといった手間がなく、費用もかからないのは、
前撮りと当日で同じ着物(手持ちの振袖)を着ることです。
前撮時のお支度代(ヘアメイク・着付)と、当日のお支度代だけで済みます。

着物をレンタルしなくて済むので、お支度代しかかからない・・・というのが費用の点で魅力ですが、
使用した後は、クリーニングに出したりといったお手入れの必要があるかもしれませんね。

また、足りないもの(小物など)がある場合や、少し今風にアレンジしたい場合には、
帯締めや帯揚げなど、買い足すことも必要になるかも?ですので、
多少予想外の出費があるかもしれないデス。

ですが、思い出のあるお振袖を、母から娘へ、姉から妹へ・・・と引き継いでお召しになれるというのは、
とても素敵なことですよね。

昔のお着物は、今では見られないような刺繍があったり、上質な生地であったりすることも多いですし、
お持ちであれば、ぜひ着てみていただきたいと思います。


 

2【写真は手持ちの着物・当日はレンタル振袖】の場合・・・

 

この場合は、写真撮影時にレンタルの着物とお手持ちの着物の、
2着のお写真を撮られることが多いですね。

本当はママの着物を着たい(着せたい)のだけれどサイズが合わないという場合や、
ご本人さまは、もっと違った色が着たいなどのこだわりがある場合、
小物で足りないものがあるが、買う必要までは感じないという場合などです。

写真であれば、多少サイズが合わなくてもなんとかなります
ひじを曲げることで裄の短い点をカバーすることも可能ですし、
写真を修整することで、見栄え良くしていただくことも可能です。(費用がかかりますが)

サイズの面だけでなく“汚れやシミが目立つので、お出かけにはムリ”・・・ということもありますね。
その場合も、写真撮影だけでしたら大丈夫なことも多いので、写真館にご相談いただくと良いと思います。
「せっかくだから、写真だけでも」そうおっしゃるお客様は多かったです。

また、小物で足りないものがある場合についてですが、
スタジオでの写真撮影時だけでしたら、無料もしくは安価で小物を借りることが可能な場合も多いです。
何点も足りないものがある場合や、「小物だけでもママの時とは変えたい」とお考えになる場合にもオススメですよ。

ただ、当日のお出かけがレンタルのお着物ということになりますと、費用は若干高くなる場合が多いと思います。
通常レンタルは「お出かけコース」 が1番高いのです。
でも、レンタルのお出かけコースには、前撮りの支度代や当日の支度代が含まれていることも多いので、
結果的にセットでお得になる場合もあります。
各店舗さんの設定にもよると思いまので、お問い合わせになってみてくださいね。

 

当日のレンタルの着物とママの着物と両方を着て、写真を残される方もたくさんいらっしゃいます。
お写真をフォトブックやアルバムにして残される場合には、バリエーションがあった方が
素敵に仕上がりますので、振袖だけでなく、ドレスや卒業袴も合わせて撮る方も多いです。
一生に一度の記念ですし、ハタチはもう2度とやってきませんから(笑)
モデルさんになりきって、写真集を作るのも素敵ですヨ♪

 

 

 

3【前撮りはレンタル・当日は手持ちの振袖】の場合・・・

 

写真はご本人様の好みのお着物を着て残したいが、せっかく家に着物があるのだから、
当日は手持ちの着物を着て出かけたいという場合や、
古典的な着物もいいけど写真だけなら、少し流行も取り入れてみたいという方向けです。
当日のお支度は近しい方にお願いできるので、手持ちの着物の方が便利だから・・・と
おっしゃる方も多いですね。

同じ着物をレンタルするのでも、お出かけのない「スタジオコース」の方が、お値段的にお安く済みます。
のちのちのお手入れは大変かもしれませんが、おうちの着物ですから、返却の手間や
「なにかあっては大変」と、変に気を使う必要もないのもメリットかもしれないですね。

この場合も、写真撮影時にお家の着物をお持ちになって、2着撮られる方もいらっしゃいます。
ただ、お支度代は「お持込の着物」ということで、別に必要になってくるかもしれません。
やはり、店舗によって違ってくると思いますので、お尋ねになってみてくださいませ。

 

2の場合で、写真だけなら多少サイズが合わなくても大丈夫と書きましたが、
本当は当日もママの着物で出かけたかったのに、裄や身丈が合わない為に着ることができない・・・
ということもよくあります。ママよりも、お嬢様の方がぐっと大きいことが多いですから~

その場合、サイズのお直しや仕立て直しをすることで、お召しになることができる場合がございます。
お直しの箇所や、着物の状態、寸法にもよりますが、箪笥の肥やしにしておくのは勿体無い・・・とお考えに
なるのでしたら、一度呉服屋さんにご相談されるのも良いかと思いますよ。

 

 

関連記事⇒着物のお直し☆きものの仕立て直し・サイズ直しをして、着てみませんか♪
着物のサイズ直し ≫  裄が足りない場合  ≫身丈が足りない場合

 

 ママ振りは、帯や小物を新調する!

“1【写真撮影と当日で同じ手持ちの着物】の場合”でも触れましたが。
お着物はオウチにあるものを着る場合でも、帯や小物(帯揚げ・帯締め・髪飾りなど)は、
今風のものを新調される方は多いです。

お草履はサイズが合わない事もありますので、草履バッグのセットを買いなおす方も多いですね。

ちょっと小物を変えるだけでも、ぐっと雰囲気が変わりますので、小物だけ変えて、
写真を2タイプ撮られる方もいらっしゃいます。

・ママと同じコーディネート
・新しい小物のコーディネート

おうちにあるお着物をお召しの場合は、早めに一式出して汚れやサイズ・必要なものが揃っているか?
等をチェックして、ご本人様のお好みに合わせて、一部買いなおすことをオススメしたいと思います。

特に、ふわふわの振袖用のショールは、数年で傷んでいることもありますので、要チェックですよ!!

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