おすすめの帯結び 「孔雀結び」

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 「孔雀結び」振袖・七五三の平帯に

 

以前勤めていた子ども写真館で、先輩の着付師さんに教えていただいた
とてもステキな帯結び=「孔雀結び」の結び方を、ご紹介させていただきます。

孔雀結び

孔雀(くじゃく)結びは、振袖の袋帯や七五三・7歳の平帯に最適で、
カンタンなのにとても豪華に見える結び方です。

↑上の写真はどちらかといえばアレンジ型です。

本来は左右の羽をもう少し小さく取って、真ん中の蛇腹ヒダをもっと細かく取っていただくと、
プリーツがきっちりと出て、孔雀が羽を広げたようなイメージの帯結びとなります。

 

この孔雀結びは、着物や帯の雰囲気によって、
古典的なイメージにも結べますし、今風のドレッシーなイメージにも結べますし、
長い帯にも短い帯にも、臨機応変に対応でき、
ちょっとくらい硬い帯でもキレイに結ぶことができますので~♪

覚えておかれると、なにかと重宝する帯結びであると思います。

 

孔雀結びの結び方

孔雀結び1
①袋帯を2巻きしたら、手を上にして ひと結びします。

 

  • この写真の帯は、わざと帯の裏面の無地面を使って結んでいますが、通常はもちろん表を使ってくださいね。 その場合、結びの下に帯の柄じまいが見えないように、柄の見え方を調節して、手の長さを決めてください。
  • 古い帯の場合は、もともと手が短いことが多いですし、帯自体の長さも短めのことが多いので、
    どうしても柄じまいが出てしまうことがありますが、その場合は出てしまっても構いません。

 

孔雀結び2
②手を肩に預けて、垂れ元で羽を取ります。

 

  • 手が長いと感じたときには、手に「片ヒダ」もしくは「箱ヒダ」・「手を3折」のように整えて、結び目に1度通します。  その際、手の部分に少し余分を取って帯に入れ込み、帯枕の台座を作っておくと、
    腰高に
    きれいな帯結びに出来上がります。
  • 左右の羽の大きさは、お好みで変えて下さい。
  • 右を2羽にしたり、左に2枚の羽を取って、手前の1枚を文庫風に下ろしてみたり・・・と、帯の長さによってアレンジしていただいてOKです。 

 

孔雀結び3
③帯の垂れ先部分で蛇腹ヒダを取ります。
  • この蛇腹ヒダを細かくたくさん取りますと、後で広げたときに、扇子のようにキレイに見えます。
  • 帯の長さが短いときは、ヒダを少なくしても大丈夫です。 
孔雀結び6
④取った蛇腹ヒダの中心を左手で持って、 時計方向にぐぐっと回転させます。

 

 

孔雀結び4
⑤蛇腹ヒダの中心を持ったまま、 肩にあずけていた手を外します。

 

  • この時、3重紐を使っていれば、ゴムに蛇腹ヒダを預けておくと左手が空くので便利です。 
孔雀結び5
⑥手に片ヒダ(または、箱ヒダや3折にする)を取って、⑦に進みます。
  • 帯を巻いてひと結びした際に、片ヒダを通している場合は、そのまま手を下ろせばOKです。 
孔雀結び7
⑦手で蛇腹ヒダの中心をぐるっと巻くようにして、手をぎゅっと結びます。

 

 

孔雀結び8
⑧蛇腹ヒダで出来た羽と、手先を引いて、結び目をぎゅっと締めます。

 

孔雀結び9
⑨羽や蛇腹ヒダを整えて、キレイに広げます。

 

 

孔雀結び10
⑩帯枕が、帯の結び目の上に乗るようにして、帯枕をします。

 

 

孔雀結び11
⑪帯揚げをかけて、手先でお太鼓部分を作り、帯締めをします。

 

  • 手先が長い場合は、手先を垂れのように出してもOKです。
  • 羽の大きさやバランスを見ながら、自由に向きを変えて、アレンジしてみてください。
  • ⑪の写真の孔雀結びは、左肩の羽を1枚多く取っています。 柄の出ている羽が、3枚目の羽です。
     この羽を取ったあと、残りで蛇腹ヒダをとりました。

 

振袖の袋帯の他、7歳さんの平帯でもかわいらしく結べます。

7歳孔雀

 

 

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