【和裁塾】最初の挑戦は、綿コーマのレディス浴衣・鮎柄です!
浴衣のお仕立て1回目は、印付けと袖縫いをしました。
浴衣の手縫い 全体的な流れ
- 反物のサイズ・長さを確認する。(身丈・裄丈等足りるかどうか?)反物の裏表がわかりにくい場合は、糸印を付ける。
- 柄袷をしてから、袖と身頃の袖付位置、衽と前身頃の衽側、後身頃の背縫い側に糸で合印を付ける。
- 袖・身頃・衿+衽で、反物を裁つ。
- 袖の印付けをして(丸み・袖口・袖付。)、袖を縫う。
- 後身頃の背中から印をつけて、前身頃・衿肩あきも印をつける。
- 衿の寸法を測る。衿肩あきから衽下がりまでの寸法も測る。
- 衽寸法(衽丈)を測って、衽と衿を切り離す。 衽つけ寸法を入れる。
衽下がりから衿下までの寸法をはかる。⇒衿の寸法がでる。 - 身頃の背を縫う。脇を縫う。衽を付ける。⇒衽と両脇の端を耳ぐけする。
- 袖を付ける。
- 衿の印をつけて、衿を付ける。
- 共衿を付ける。
- 衿をくける。
- 飾りしつけをする。(今回は省略)
浴衣の反物は、家にあったものを使いました。 若い頃(30代)に買ってもらって「地味~!」と思って仕舞い込んでいたものですが、この地味色が似合う歳になってしまったと思うと、ちょっと悲しい(涙)
本当は湯通しして地直ししてから使った方が良いのでしょうけど、今回はそのままで使用しました。
「ワタシでも、外に着て行けるレベルの浴衣ができるだろうか?」と、ビビりながらの初仕立てです!
反物のサイズ・長さを確認する。
今回は「裄69㎝」の浴衣をつくるのに、幅37㎝の反物を使いました。
身丈・裄丈等足りるかどうか?の確認は、裁ち板に反端を待ち針でとめて。
袖丈でふ2山、身丈で2山、衽+衿を1山取って、余分の長さを見ます。
反端から物差しを当てて必要な長さの位置に待ち針をうって、折り返すと一山です。
反物長さに余裕があれば、柄袷を余裕でできますが、キチキチの場合はできる範囲での柄袷になるということです。
柄袷をして、反物を裁つ
反物の長さ確認をしたら、反物端の布目を揃えるという作業をします。
端から横糸を1本引き抜いて、ピーっと線が入ったところにハサミを入れれば、布地の歪みがなくなるということです。
このようにして反端を切り落としてから、もう一度裁ち板に反物を張って各サイズを取り直し、柄袷をします。
柄袷がしにくいときは、先に反物を裁ってからすると良いそうです。(各パーツがわからなくならないようにマチ針でとめてから行います。)
柄袷が決まったら、糸で袖と身頃の袖付位置、衽と前身頃の衽側、後身頃の背縫い側に合印を付けます。
この辺りの最初の「前準備」については、まだ全然理解できていませんので、追ってまた加筆しますね。
袖の印付けをして(丸み・袖口・袖付。)、袖を縫う。
袖は、袖山ふた山(計4枚)を重ねて裁ち板に置き、4枚一緒にヘラで印をつけます。 かなりチカラのいる作業です。
袖縫いの手順と縫い方は、別ページでご紹介しています。
初回は袖の縫い途中で終わったので、残りは宿題になりました。 家でお袖を完成させたら、次回は身頃の印付けです♪
“【和裁・浴衣を仕立てる】綿コーマ浴衣(鮎柄)の仕立て~浴衣の手縫い1~大まかな流れと袖縫い” に対して2件のコメントがあります。