【八寸名古屋帯２種】スリーシーズン帯・かがり帯・単衣にも～グラデカラーの華紋・美柄帯＆有栖川文・花兎紋様の帯

盛夏をのぞくスリーシーズンで使えそうな名古屋帯２種です。
軽やかなかがりの八寸名古屋なので、単衣の着物にも合いそうだと思います。

有栖川文・花兎紋様の名古屋帯

ちょっと可愛い花兎文と有栖川文をモチーフにした名古屋帯です。

深い緑色にいぶし金の色味がシブい帯です。
どちらも名物裂で知られる人気柄。　
下の画像ではやわらかモノの小紋に締めていますが、紬にもたれ物にも、袷にも単衣にも合いそうな帯で、使い勝手が良さそうです。

• 証紙や反物端はないので、確証はありませんが、正絹の帯かと思います。
• 花兎と有栖川文をモチーフにしたお太鼓柄の名古屋帯です。　前帯に裏地はなくて松葉仕立てになっているので、柄の糸がそのままになっているタイプです。　
• 垂れの返しは、細かい市松模様のような緑の織地が裏地としてついています。　芯は入っていないようで、柔らかくしなやかです。
• お太鼓柄あたりを見ると、しっかりとした織地の帯のように見えるかもしれないですが、見た目よりも薄地で軽やかな帯です。
  八寸のかがり帯なので、紬の着物にも合うと思います。
• 色はシブめの帯ですが、柄が可愛いので、幅広い年代の方にお使いいただけそうです。
• 特に目だった難はありませんが、柄の裏糸に少し乱れがある気がします。　
  いただき物の帯ですので、ユーズド・長期保管品ではあります。
  
• 帯幅31cm 長さ343cm

グラデカラーの華紋・美柄帯

パリっと硬めの質感の帯です。
イエロー・パープル・ブルーといったキレイめカラーが、グラデーションのようにボカシで入った美柄です。

裏表で模様が違うので綴れでは無いようですが、つづれ帯のようなハリ感です。
少し金糸使いもされていて、優雅な帯です。

垂れや手先部分にはウグイス色の帯裏が付いています。　中抜き部分は単衣です。
春・秋・冬の3シーズン、タレモノにもカタモノにも使えそうな帯だと思います。

• 証紙や反物端がないので確証がありませんが、正絹の帯と思います。
• 薄手の八寸名古屋で、かがり仕立ての帯ですが、裏地は別布の帯裏です。
  結構硬めの帯地で、薄い地ですがハリがあります。
• 松葉仕立てです。
• あまり使用感ないのですが、よく見ると裏地に折あとがあります。　
  キツイものではありませんので、表帯から見るとわからないくらいです。　写真はあえて折らずに撮りました。
• 帯幅31cm 帯長さ327㎝　　少し短めの帯です。