袖丈が57cmもある訪問着の袖丈直しをしました。 一般的な49cm丈に変更です♪
そでの柄ギリギリでつめることになっちゃいますが、この着物のために長襦袢を1枚専用にするのもどうかと思い、49cmにお直ししました。
袷の着物の袖丈つめを、簡易バージョンで
袷の着物の袖丈つめや裄直しは、本当は衿を外して、衿肩あきから手を入れて作業をするそうですが。
ワタシの場合、衿を外すと大変なことになりそうなので、今回は「簡単なやり方」で教えていただきました。
袖付の裏を解いて手を入れるやり方です。
縫込みが数ミリしかなくて、びっくり!
解いてみてびっくりしたのですが、袖付の縫い代が、肩山で5mmづつくらいしかありませんでした。
せっかくだから、裄も1cmくらい出そうかと思ったのに~
普段着は、肩幅34-袖巾35 で裄69cmを着ています。
訪問着なので、70か71くらいあってもいいかな~と思ってたのですが、とてもじゃないけど、裄出しはできそうにありませんでした。
現状の69cmでそのまま着ます。
振りの縫い代にいたっては、ナント、2~3mmしかないところもあって!
なぜだ? なぜ?こうなる?
この訪問着の寸法は、肩幅35ー袖巾34 になっていました。
一般的に、肩よりも袖巾が広い方が、着姿のバランスが良いと言われていますが、これは逆。
肩で35cm取れているんですから、34cm幅の袖の縫い代がこんなになるわけはないはず・・・・なんですけどねー
袖口まで外して縫い直すような技量は持ち合わせていないので、仕方なく、数ミリの縫い代で綴じました。
その他、衿下寸法も80㎝→84cmに直しました。 ワタシ、腰紐の位置が高めなので、こうした方が脚長で格好良く見えます♪
息子の卒業式に着るはずだった訪問着です。
この訪問着、息子たちの卒業式で着ようと思っていたものです。
しつけ付の新古品を買って、そめの近江さんで洗っていただき、出番を待っていましたが。
息子達は二人とも「卒業式は来なくていいよ」と言いましたので、着る機会がなくなって、箪笥の肥やしになっちゃいました。
この春、姪の十三参りのお出かけに着ようと思って出してみて、袖丈が長いことに気づいた訳です。
息子の卒業式にと思っていた頃はまだ和裁を習っていなかったので、替え袖でも作ってごまかして着ようと思っていたように記憶していますが、現在50代半ばで57cmという長い袖は気恥ずかしいですしね。 今なら、自分で(先生に手伝ってもらって)直せるし。
ただいま、縫い目を落ち着かせるべく「寝押し」中です。
着姿は、また見てやってくださいねー