浴衣(ゆかた)の半幅帯結び「七羽重ね」
■「七羽重ね」 結び方動画
三重紐を使った7枚羽の変わり結びです。
羽の向きや長さを変えるだけで、表情がすごく変わりますので、いろいろアレンジしてみてください。
■動画(写真)の半幅帯は、ポリエステル(リバーシブル)帯・長さ385cmです。 帯が短い・硬い時は、羽の数を減らしてください。
■「七羽重ね」 結び方~静止画&テキストで見る
1:帯を巻く。
三重紐を帯の上線あたりに締めておきます。
手先を60センチくらいとって、胴に二巻きしてください。
2:垂上・手下で結ぶ。
垂上・手下で結んだら、結び目が緩まないよう、手と垂を縦にしておきます。 結び元をしっかり開いておくと緩みにくいです。
3:垂先、その羽元で羽を2枚取る。三重紐に預ける。
垂先で羽を作って三重紐に預けたら、その延長でもう1つ羽を取り、最初の羽の下になるよう預けます。 ここでは「裏ひだ」で羽をとっていますが、お好みでどうぞ。
4:垂、結び元で羽を取る。三重紐に預ける。
垂元(結び元)を広げて羽を作って三重紐に預ける。 ここでは「真ん中で一山。両端折上げ」で羽をとっています。
5:垂の残りで羽を2枚取る。三重紐に預ける。
垂の残りを広げて羽を2つ作って三重紐に預ける。 羽のひだのとり方はお好みで。 5枚目の羽をキュっとさせたい場合には、三重紐にかけてください。
6:結び元から手を広げて、手先で羽を作って三重紐に預ける。
手を結び元でしっかりと広げてから、手先で羽を作って三重紐に預ける。 裏ひだで羽を作ると、手先を返した時に三重紐が隠しやすいです。
必要であれば、羽の根元をゴムで留めてください。
7:羽の下に「土台」を入れる。脇の「三分紐」を隠す。
帯の羽が下がらないよう、胴巻きした帯にアンコ(土台)を入れます。 脇(左右)に三重紐が見えないように、帯の中に入れ込んで、完成です。
- ・帯が短い時は、羽の枚数を減らしてください。
- ・帯が硬い時は羽を少し大きめにして、枚数を減らしてください。
- ・三重紐がどうしても隠れない時は、コサージュや飾り紐を使ってください。
- ・静止画+テキストでわかりにくいところは、冒頭の動画をご覧ください。
- ・帯の羽の取り方は、お好みでどうぞ。 長さ・向きを変えるだけで、雰囲気が変わる帯結びです。
七羽重ね・アレンジ(長めの半巾帯)
七羽重ねと結び方はほぼ同じ。 最後に手で作る羽の取り方を変えただけです。 ■帯は綿麻の半幅帯(マクレ)・長さ396cmです。 三分紐・帯留を使うと、若い人向けの変わり結びも、大人っぽくなります。