綿紬のゆかた(着物)
綿紬の浴衣(ゆかた)は、先染めの木綿糸で織られた生地で、紬のような「節」があるのが特徴です。
■参考:綿紬の着物(単衣)
綿紬の浴衣地は、ゆかたにしてはちょっと厚手で、透け感はほとんどありませんから、単衣時期から着ることができるそうです。
・・・っていうか、木綿の着物は基本的に単衣仕立てにするものなので、柄さえ季節を外れていなければ、 6月~9月と限らずに、4月や10月でも着れちゃいますよね。
袷の時期に着るような厚手の木綿地では無理ですけれど、浴衣(ゆかた)地で厚手というくらいなら、春秋も着てOKだと思います。
ワタシが持っている綿紬は、小千谷織りの草木染めです。 広衿仕立てなので、浴衣(ゆかた)ではなく着物ですね。 購入する際に「単衣の時期に着ていいよ」と言われた記憶があるのですが、バチ衿ではありませんので、衿なしでゆかたとして着るには無理がありそう。
かと言って、盛夏に衿付きで着るには暑そうですし、そもそも透け感がほとんどありませんので、やっぱり「春秋用の着物」なのだと思います。
ということで、残念ながらワタシは「綿紬」のゆかたを持っていません。 なので、どんなものがあるのかなー?と、楽天市場で探してみました。
綿紬着物 と検索すると、縞柄や細かい小紋柄の袷の着物がたくさんヒットしますけど。 綿紬浴衣で検索すると、割と大きな花柄の浴衣(ゆかた)が、たくさん表示されました。
単衣の綿紬の着物と浴衣(ゆかた)の綿紬とでは、いったい何が違うのかなー?と疑問に思っていたのですけど。 どうやら、広衿かバチ衿かの仕立て以外では、柄によるところが大きいんじゃないかなー?と思いました。
綿紬の浴衣は、お出かけゆかたとして、衿を入れたり、名古屋帯を締めたりして着られる浴衣(ゆかた)とされていますが、 厚手の浴衣(ゆかた)が多いと言われていますので、涼しげに着られるようにコーディネートをしてくださいね。
単衣着物として着る場合にも、あくまで普段着としてカジュアル使いで着てください。 奥州木綿も、綿紬の一種です。
奥州木綿の浴衣(ゆかた)
奥州木綿は、先染めした木綿の紡ぎ糸で織る「綿紬」の一種です。 奥州紬、奥州小紋とも呼びます。 独特の風合いと色めで味のある浴衣です。
浴衣(ゆかた)として、素足・衿なしでも着られますし、半衿をつけて着物風に着ても大丈夫です。 単衣の時期でもOKなので、6月~9月まで 長く着られます。 柄と生地の厚さによっては、5月10月でもイケルかもしれませんね。