有松鳴海絞りの浴衣(ゆかた)
ワタシの初お誂え♪
嫁入り前に買って、いまだ現役の「有松・鳴海絞りの浴衣(ゆかた)」です!
■23歳で買った有松浴衣(ゆかた)
木綿の浴衣(ゆかた)地を、糸でくくって染め残す。 染まらずに残った部分が白くなって、柄ができるという伝統的な技法が絞り染めです。
糸でくくる以外にも、縫い止めたり、板で強くはさんだりして、染料に浸しても染まらない部分ができるように防染して柄を出します。
フォーマル着物で人気の「辻が花染め」も絞り染めの1つですが、木綿の絞りといったらやっぱり有松・鳴海絞りが有名ですね。
糸で括るなどの絞り作業を一つ一つ手作業でするため、高価で贅沢な浴衣です。
上の画像で、ポツポツと小さな水玉のように見えるシボを「鹿の子絞り」と言いますが、絞りが綿密なほど高級品とされていて、現在制作可能な技法は 80種類あまり。 400年という長い歴史の中で編み出された技法は、百数十種あったとか二百種あったとか言われているからすごいですね。
有松絞りの浴衣は、しぼがあるから生地が肌につかずに涼しいですし、柔らかく優しい風合いで、とても着心地の良い浴衣(ゆかた)です。
有松鳴海絞り浴衣(ゆかた)の着こなし
「絞りのゆかたは太って見える」と敬遠される方もいらっしゃるそうですが、実はそんなことはないのだそうで。 体のラインがやわらかく・たおやかに見えることから、ふっくらとしている人はほのかに色気が感じられるし。 逆に痩せている人は、ふわっと見せることで、 女性らしさを出すことができるのですって。
着こなし方としては、半幅帯に素足でゆかたらしく着るのがおすすめですが、名古屋帯を締めて足袋を履いても良い浴衣(ゆかた)です。 その場合でも、衿は入れずに、半襦袢やゆかた下で着て良いと思います。
有松鳴海絞り浴衣(ゆかた)のお手入れ
ワタシは20代の時にクリーニング店に出して大失敗(糊付け・アイロンされた)したことがありますので、現在は自宅で自分で洗っています。 シボがつぶれてきたなと思ったときは、自分で押し洗いをするとふっくらと戻ったりすることもあるのだと聞きました。
ゆかたにしみてしまった汗は、水につけないと落とせないので、基本的にはドライではなく水洗いになります。 ですから浴衣(ゆかた)に色落ちの心配がないのであれば、自分で洗うのがいいですよね。
ただし、高価な浴衣(ゆかた)だけに、自分で水にさらすのはかなり不安もあるかと思いますので、心配な方は専門店に出してください。 普通のクリーニング屋さんは、おすすめしません。
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はいから。 |
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