半幅帯・花文庫結びの結び方
半幅帯を使った、花文庫結びの結び方です。
羽のとり方をちょっと変えるだけで、出来上がりの形がずいぶん変わりますね。
ひと結びした後、屏風たたみにして、手を下ろして仕上げます。
*右下の羽に帯の裏が出てしまうので、
表にしたい場合は、手の中に収まる位置でひねってください。
硬い帯だと、ちょっとむずかしいかもしれません。
その場合は、振り袖の変わり結びに使う「3重紐(ゴム)」を使うと良いのですが。
今度、ご紹介いたしますね。
半幅帯の結び方なので、普段着用です。
通年用の半幅帯でも、浴衣や薄物用の半幅帯でも大丈夫です。
浴衣・ウール・木綿・小紋・紬・・・と、いろいろな着物に結べますが、
可愛らしい結び方なので、基本的には「ミス」の結びかと思います。
年齢的には、10代~30代前半くらいまででしょうか。
兵児帯を使ってもいいかもしれませんね。
半幅帯・蝶々結び(リバーシブル帯向き)の結び方
半幅帯を使った、蝶々結び(リバーシブル帯向き)の結び方です。
・・・と言っても、ぶっちゃけ、結び方は上の「花文庫結び」と同じなのです。
文庫の形に羽を長めに取って下ろすか、
高めの位置で背に付けて、蝶々のように広げるか・・・の違いです。
要は、花文庫と同じように羽を屏風だたみにした際に、
上下の羽の大きさを同じにして、背に沿わせて作るということ。
自然に羽の裏が1枚出るので、リバーシブルの帯向きの結び方です。
同じ屏風たたみの蝶々結びですが、こちらは垂れ先の羽を下にして、
右側だけ長く取って、羽の出し方を変えています。
やわらかい帯であれば、ひねったり・裏表を逆にしたりと、いろいろアレンジすることができます。
形はもちろん、帯の素材が変わるだけでも、ずいぶん印象が違いますよね~
兵児帯と組み合わせるのであれば、このくらい小さく結ぶとおさまりが良いと思います。