素材別に見る浴衣（ゆかた）。
浴衣（ゆかた）生地の種類について。
浴衣（ゆかた）の反物といえば、平織りの手ぬぐいのような綿コーマの浴衣（ゆかた）が一般的だと思いますが、 最近は綿絽・綿麻・綿紅梅と、表情豊かな素材感のある浴衣が人気になってきています。 どんな浴衣（ゆかた）の生地があるのか？調べてみました♪
素材別の浴衣（ゆかた）。 ゆかた生地あれこれ
綿コーマ
綿コーマは、丈夫な木綿のコーマ糸を使った平織りで、昔から一番オーソドックスなのゆかた地です。
綿麻
綿と麻の良いとこどり。綿が入ることで、麻のシャリ感・風通しを残しつつ、透けにくくしわになりにくいです。
絹紅梅
細い絹糸の間に太い絹糸を織り込んで、ワッフルみたいな格子状に織った透け感の強い涼しげな浴衣地。
綿紅梅、綿絹紅梅
シャリ感とさらりとした地風が魅力。絹紅梅同様に格子状の凸凹がありますが、綿なのでお家で洗えます。
綿絽
綿絽の浴衣（ゆかた）は、綿で織られた「絽の着物」です。「絽目」と呼ばれる絽特有の細かい穴が入っています。
綿紬・奥州紬
綿紬のゆかたは、先染めの木綿糸で織られた生地で紬のような「節」があります。奥州木綿も綿紬です。
綿縮（めんちぢみ）
平織の緯糸に強撚糸で織り上げ、表面に小さな波状の凹凸を出したもの。楊柳やしじら織りも縮の仲間です。
有松鳴海絞り
木綿のゆかた地を糸でくくって染まらずに残った部分に柄ができる、伝統的な絞り染め。有松鳴海絞りは絞りゆかたの代表格です。
ポリエステル
ポリエステルの浴衣（ゆかた）。セオα、爽快白書、クールパスなど。機能的な新素材を使った浴衣。