綿コーマ浴衣とは。素材別に見る浴衣(ゆかた)の選び方。~キモノ-着るなら.浴衣(ゆかた)~

綿コーマの浴衣(ゆかた)。

浴衣(ゆかた)の反物といえば、綿コーマの浴衣(ゆかた)が1番一般的な浴衣(ゆかた)です。  子どものころ家庭科で、綿コーマの浴衣(ゆかた)反物から浴衣を作った経験があるという方も多いと思います

綿コーマの浴衣(ゆかた)は、丈夫な木綿のコーマ糸を使った平織りの生地です。 イメージ的には「手ぬぐい」の質感ですね。 

綿コーマ

なんとなく綿コーマというと、白・紺のイメージがありますが。

■高級綿コーマの竺仙ゆかた(注染浴衣)
 

「湯上り着に近い印象の白地のコーマ地は、素肌に着たいもの。カジュアルな場所にしか似合いません。」と、 七緒 vol.10 に書かれていました。

白地のコーマはスケスケになりやすいので、日中着て歩くには不向きだそうですし、コーマ地はしわにもなりやすいため、 着こなすのが難しい「高度な浴衣(ゆかた)」と言えるそうです。

だからこそ、着こなすことができたなら、めちゃめちゃカッコイイと思うんですけど!! それには、着物を着慣れてないと・・・かな。

  

今はコーマ地の浴衣がカラフルにお洒落になっていますので、湯上りに着る「浴衣」というよりは、洋服感覚。 気軽に着られるものが多いですね。  流行りの浴衣(ゆかた)は、色や柄だけでなく、生地の質感や帯・小物合わせまで、年々進化しているように思います。

下の写真は2012年に撮影させていただいた、セシールさんの浴衣(ゆかた)です。

■商品展示イベントの会場(リンクシェアフェア2012)セシールスタッフさんを撮影
セシール2012浴衣(ゆかた)

ちょうど洋服ブランドさんが手がけた浴衣(ゆかた)がじゃんじゃん出てきて、浴衣がとても華やかになってきた頃であったと思います。  夏のお出かけ着として、浴衣(ゆかた)がブームになるちょうど『はしり』の時期ですね。

この頃だって、綿麻や綿絽といった「素材感のあるゆかた」はあったはずなのですが、現在のように、セットもののお手頃価格の浴衣には 見当たらなかった気がします。 主流はやっぱり、平織りの綿コーマのゆかた地だったかなーっと。

さらに昔。 ワタシがアラサーの頃に着ていた浴衣(ゆかた)も、キレイな花柄の綿コーマ地の浴衣(ゆかた)でした(笑)

■幼稚園の夕涼み会で着た浴衣(ゆかた)
夕涼み会の浴衣(ゆかた)


 

ところが最近、綿コーマのゆかたに取って代わって、若い人向けの浴衣(ゆかた)に素材感のあるものが増えてきました。 シャリ感や透け感のある 綿麻・綿絽・綿紅梅。 それに近い浴衣(ゆかた)が人気になってきています。

よーく見ると、高級浴衣(ゆかた)というよりは、綿紅梅風・綿絽風であったりもするようですけど、お若い方ならそれで充分。  デザイン重視で着ていただいてOKです。

こう書くと「綿コーマの浴衣は廃れちゃったの?」と思われるかもしれないですけど、もちろん、そんなことはないんじゃないかな。  なにせ、ド定番の浴衣が綿コーマ地ですし、1番浴衣らしい浴衣(ゆかた)ですから。

綿コーマの浴衣地には、糸の太さ・織りによって、厚手のものから薄手のものまでいろいろあります。 お値段の方も、生地質や染によってピンキリです。

デザイン重視で流行りを追うなら、購入しやすい価格帯のものを毎年買い替えるのが良いと思いますけど。   長く着るつもりで買うのであれば、上質なものを反物から誂えてもらうのがいいですね。 愛着もひとしおで、大事に着れそうな気がします。

アラフォー、アラフィフといった年代の女性でしたら、なおさらです。 上質で伝統的な染めのものをおすすめします~

■いつか欲しい竺仙の綿コーマ浴衣(ゆかた)

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