先日、渋谷で開催された大規模商品展示会で、出張・訪問タイプの買取専門店「スピード買取.jp」さんに話を伺ったので、ご紹介させていただきます。

吉乃一廉 辻が花

■2015.10.10 渋谷ヒカリエ開催 商品展示イベント:スピード買取.jpブースにて撮影

 

着物と帯を買取価格の例

突然ですが、ここでクイズです!!

上の写真は、「スピード買取.jp」さんのブースで撮影させていただいた着物と袋帯ですが、買取価格はおいくら位と思われますか?

この写真だけではよくわからないと思いますので、もう少し詳細を。

★着物は、絞り辻が花の作家さんとして有名な「吉乃一廉」さんの作品です。
吉乃一廉

 

★「一廉辻が花」と呼ばれる幻想的で美しい辻が花染の訪問着となっています。
「一廉辻が花」

 

★袂にはしつけがあって、袖口にヨゴレはないです。保管状態も悪く無いようにお見受けしました。
保管状態

 

★メジャーを持っていなかったので、サイズを測ることができなかったのですが、
それほど裄は長くなさそうでしたので、あって65~66cmくらいかなー?と思いました。

 

★帯の方は、四季おりおりの花や蝶を織り出した袋帯です。
訪問着・色無地・付けさげあたりの袷のお着物に良い帯と思います。
袋帯

 

★柄の色味から見て、20代~30代・40代くらいの方に良い帯ではないでしょうか?(振り袖には向かないですけど。)
50代60代でも使えるとは思いますが、ちょっと可愛すぎるかも。。。

★タレ先部分に「本金重ね箔」と入っていました。
本金重ね箔

 

★未使用の帯ではなさそうでしたが、状態は良いと思いました。

さて、ハウマッチ?!
こちらの着物と帯の査定額(買取価格)は、おいくらでしょうか???

買取価格

 

じゃーん!!

答えは、着物 25000円。 帯 4000円。・・・ということですよ~♪

「えー安い。そんなもんなんだ?」・・・と思われますか?
それとも「結構高く買ってくれるんだ。それなら売りたい!」と思われますか?

今しがた、吉乃一廉・辻が花、本金重ね箔 袋帯・・・とネット検索をして、似た感じの着物や帯のお値段をチェックしてみたところ~

一廉さん辻が花着物のリサイクル品が、10万円くらいで出ていました。 本金重ね箔袋帯が、2万円くらいの物が多かったので~ 教えていただいた買取価格は、妥当な価格ではないかと思いました。

着物や帯の買取価格は、リサイクル店頭価格の1/5-1/10くらいが相場

着物や帯の買取価格は、だいたいリサイクル品として店頭に並ぶ際の金額の
5分の一から10分の一くらいが一般的かな?と思っています。

(オークションや骨董市は、店頭よりかなり安い販売価格となるので、ちょっと話が違ってきちゃいますけど。)
なので、妥当と判断しました。

辻が花の訪問着は、もっと落ち着いた色であったら、もう少し金額が上がったそうです。

「展示会なので、華やかでインパクトのある色柄の着物を持ってきましたが、万人ウケするお色の方が、買取価格は高くなります。 今日は、キズやヨゴレをつけるのが心配なので、高価過ぎるものは持って来ませんでした」

・・・と担当の方がおっしゃっておられました。
どちらかと言えば、正装用・盛装用のお着物よりも、紬のような普段~ちょっとしたお出かけ用の使用頻度の高い着物の方が、需要がある分、買取価格もよくなるそうです。

ちなみに、「スピード買取.jp」さんで高く買っていただける着物や帯は、以下のとおりだそうですよ。
(※ピンク枠の画像は、スピード買取.jpさんから参考にいただきました。)

■サイズが大きい物
■よごれやキズ、カビなど、難のないもの
■刺繍や紬の織り・染などで、手のこった作品
■色や柄など、好まれやすいもの

■人間国宝とされる方の作品(例:初代 由水十久(ゆうすいとく):人間国宝 加賀友禅訪問着)
国宝

 
■本場結城紬(例:結城紬_反物_鑑定書付_証紙あり_藍染_桐の箱付)
結城紬

 
■市場(着物の業者間)で流行っているタイプ(例:色柄や作家がブーム)のもの
道明帯締め:未使用

 
■ファンの多いもの(例:美空ひばりさんの帯)
美空ひばり

 

 

着物の裄が68cm~くらいあると、骨董市でも高く売られています。

また、“着物の業者間で流行っているタイプ”というのは、例えば「ふくろうの柄が人気がある」とか、一時的にブームのようなものがあるワケです。 

人間国宝とされる方の作品や、本場結城紬や本塩沢紬が高いのは、流行り廃りではないですけどね。 手に入りにくい貴重なアンティークものなんかも高いですよね~

ここで気を付けていただきたいのは、大島紬や結城紬と言っても、その価格は高いものからお安いものまであるということです。

以前にも書いていると思いますが、例えば結城紬ですけれど。 証書のマークが「結」とあるのが本場結城紬です。「紬」マークは、本場結城とは違います。

また、大島紬にも◯マルキという織り柄の細かさで、お値段がだいぶ違ってきます。
そういえば、少し前にワタシ、男物の大島紬のアンサンブルで亀甲紋を買ったのですけど。

買った直後に、別の業者さんにお見せしたら。
「男物の亀甲大島か~ オレだったら、5000円でも買わないね。市に出しても売れないもん!」
と言われて、凹んだことがございます。

・・・でもって、その話を今度は呉服屋さんにしてみたら。
「大島の柄なんて、好みですよ。亀甲柄、好きならいいじゃないですか♪」と慰めてくださいましたけど。

 

って、話がそれてしまいましたが。
着物好きな方なら、よくご存知の話であろうと思いますけど。。。

大島だから、結城だから・・・と、そうした紬が全て高価な訳ではないということです。
お安い価格帯のものもあるので「結城だから数十万で買っていただけるかも?」と皮算用をしていても、実際は「数千円にしかならなかった」ということもありえることを、頭に置いておいてくださいね~

「スピード買取.jp」さんに「買い取った着物はどうするのですか?」と尋ねてみたところ、『市に出す・催事を開く』という方法で、売りに出すことが多いのだと伺いました。

業者さんによっては、オークションに出すとか、直営でのリサイクル店舗をお持ちだったりしますけど、『市に出す・催事を開く』という場合は、個人のお客さん相手ではなくてプロ相手となるワケなので。 その分、回転が早い(大量に扱う)・流行りに敏感・・・ということが言えるかなと思いました。

 

「スピード買取.jp」さんで買い取れないもの

「スピード買取.jp」さんで扱っていらっしゃない着物は、シミ・ヨゴレがひどいものや、ウール・化繊・交織物といった素材の着物だそうです。

基本的に、自宅への出張買取の業者さんでございますので、ご利用になる方は、着物の所有者(お母様や奥様)が他界されての「遺品整理」が多いとのこと。

もちろん、ご本人さまの着なくなった着物や、いただきもの着物の処分もOKですが、モノによっては、10枚まとめて2000円・・・なんて査定もありえますので、そのあたりの覚悟は必要です。(ワタシも経験ありです)
購入時に高かったら、高く売れる・・・と単純なことにはならないことも多々あるからです。

また、「スピード買取.jp」さんでは、呉服の他にも切手や毛皮、貴金属やブランド物のお取り扱いもございますので、着物と一緒に買取していただくことも可能ですけど。
ブランド物

 

ワタシ的には、着物は着物で、和服の目利きの方に査定をしていただくのが良いと思います。

逆を言えば、切手は切手。 コインはコイン・・・と専門の方に見ていただくのが、安心なんじゃないかなーっと。
切手・コイン

 

あえて違うジャンルのものを同時に買取していただく場合は、例えば、事前にネット査定してくださるトコロで予め相場をおさえておくとか。
ご訪問いただく前に「XXXも一緒に見て欲しい」と伝えておくのが良いですね。 ネットで申込みをいたしますと、折り返しお電話をいただけますので。

中古品(不要品)というものは、見る人によってその価値が大きく変わります。
実際にワタシは先日、2000円と言われたアンティーク時計が、15000円になったというびっくりな経験もしていますから。
査定金額に満足できない場合には「お断りする」というのも、選択肢のひとつです。

買取の訪問型で良い所は・・・

◆査定金額が提示されたその場で「なぜその金額なのか?」を聞けるところ
◆コレは売るコレは売らないと、金額で買取可否をその場で判断できるところ
◆この帯とセットで売るからもうちょっと高くして!と交渉の余地があるところ

・・・などがあると思いますので、よく考えて決断してくださいね~!

あれこれ考えるのは面倒くさいしとか、捨てるよりマシ・・・というのであれば、全然問題ないですけどね。

少しでも高く買っていただきたいと思う着物は、きちんと納得できるご対応をしていただける業者さんに買っていただくことをおすすめいたします。

 

■展示会でお話を伺った「スピード買取.jp」さんの公式サイトはこちらです
着物の買い取りならスピード買取.jp

 



 


 


 

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この記事を書いた人

きりまるS40年生・東京在住・主婦
着物が好きです!!
2001年から11年間ほど写真館で着付師の仕事をしておりまして、少しお休みしていましたが、現在は「きもの館 創美苑」さんのモデルさん着付けを時々お手伝いさせていただいております♪ 
七五三・成人式・お宮参り・・・と、着物でお悩みのお客様が多かったことからこのサイトを作りましたが、フォーマル系は「お祝いの着物https://oiwai-kimono.com/」へお引っ越し中です。
キモノ-着るなら.comでは、浴衣をはじめとした紬や小紋・ウールなどの普段着物について書きます!
リサイクル着物を掘り出すのが楽しくて、古物商営業許可も取りましたので、オークション出品案内なども掲載します。