【キモノコート】着物衿コートのお誂え♪下前紐を長くすると美シルエットに。消炭色・縦縞ぼかし・鳥獣戯画の羽裏

そめの近江・経堂店さんで、膝丈の着物コートを作っていただきました!
先日、花園神社へ来て行った「着物衿のコート」についてです。

道中着コート

花園神社キモノ

自分自身の覚書も兼ねて、書いておきます。

◆黒灰コート:サイズ控え
裄丈:72.5
コート丈(肩):111
肩幅:36.5  袖巾:36
袖丈:48
衽巾:15 前巾後巾20/30

下前紐を長くとった着物衿の着物衿コート

そめの近江さんのおすすめで、コートの紐のつけ方を変えて作っていただきました。 下前紐は、帯の後を通してから右脇に出して結ぶというタイプです。

きものコートの紐

わかります? 下前の紐が身体の後ろを通る分、とても長く作られているのです。

下前の紐

コート中で後ろへ回した下前紐は、右脇の身八つ口に設けられた専用の穴から外へ出します。

道中着コートの紐

こうすると何が良いか?と申しますと、コートの紐を結んだ時にですね、身頃に変なしわが寄ることなく、着姿・シルエットがとても美しくなるのだそうです。

道中着コートの紐の魅力

脇に縫いつけられた紐を引っ張って結んでないので、背中側もキュウ~とツレることがなく、着ていてとても楽なんですよ。

後姿

道中着の着姿

コートを脱いだ時に「解いた紐」がダランと長く垂れてしまうので、紐を地べたに落としてしまわないよう、ちょっと始末に困るんですけど。
長い紐の扱いにさえ慣れてしまえば、とても良いコートの仕立て方と思います。

そめの近江さんでは「金澤タイプ」と呼ばれている紐の着け方です♪

きものコートの着物衿とは?!

キモノコートの衿の形は、広衿・バチ衿・着物衿・・・といろいろあって、今回は「着物衿」で仕立てていただきました。

着物衿は、着物みたいに「衿先」と「衽」をとった仕立て方になります。

着物衿とは

衿はバチ衿や棒衿みたいな感じで、衿を半分に折った状態で縫われているので、広衿のように自分で折る必要がありません。

着物衿の衣紋

羽織るだけで衿がキレイにきまるので、普段着用のコートに最適ですね。 着崩れも全然気になりませんでしたよ。

羽裏とコート地

コートの反物を選んだ際に撮らせていただいた写真です。

コート着尺

反端になんと書いてあるのか?よくわからないんですが、「消炭色・縦縞ぼかし」正絹のコート着尺にパールトーンをかけて、身長163cmで、コート丈は二尺八寸(約103cm)にしていただきました。

下に着る着物の色や柄を選ばないので、とても着まわしやすいコートだと思います。 実は衝動買いだったんですけど、試着の顔が「ご満悦」ですね(笑)

道中着コートの試着

羽裏は、鳥獣戯画の模様です。

鳥獣戯画

そめの近江さん、素敵なコートをありがとうございました。

◆そめの近江さんの公式サイトはコチラ
ネットでの受付をされていないのが残念ですが、お仕立て・お手入れがお安いです。

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