着物と襦袢の裄が合わない時は?・・・その2

うそつき襦袢→『かなりうそつき襦袢』に作ってみました。
かなりうそつき襦袢

 

着物と襦袢の裄が合わない時は?その1・・・では、「襦袢の袖を外して着物の袖裏に縫い付けてみた」と書きましたケド。 

その2では、外した長襦袢の袖をカンタンに付け替えできるという『かなりうそつき襦袢』を試してみましたので、ご紹介させていただきます。

 

 

『かなりうそつき襦袢』作ってみました。

襦袢を直そう・・・と思ったきっかけは↓こちらの着物です。
リサイクルの紬の着物

 

骨董市で購入したリサイクル紬の着物が着たかったのですが、気に入っている2部式長襦袢のお袖とサイズが合わず・・・

どうせなら、カンタンに替え袖できるようにしたいなぁ~ということで、参考にさせていただいたのが↓こちらの本の『かなりうそつき襦袢』なのでございました♪

 

著者の鈴木道子さんは、襦袢から外した袖とは別に、袖用の別布も用意されて、替え袖も作っていらっしゃいますが。

ワタシは今回、長く仕舞いっぱなしになっていた“別の長襦袢の袖”を外して利用しました。

幸いにも、袖の“袖幅・袖丈”は、リサイクル紬の袖とほぼ同寸法でありましたので、半襦袢側に足し布をすればOK!・・・という手軽な作業で済ませることができました♪
足し布

 

本当は、足し布と袖の内側にスナップボタンを左右各5個づつ付けて、スナップで取り外しが利くようにするのですが。
手元にスナップボタンがなかったので、この時はザクザクザク・・・と粗く縫い付けてしまいました。

また、ワタシは足し布をかなりいい加減に作って付けましたので~ 最初に取り付けた時には、ちょっと長すぎちゃったみたいで失敗しました! 足し布が、身八つ口から見えてしまったのです(涙)
袖付け

慌てて少し糸を解いて足し布の長さをカットし、袖山から16センチで作ったところ。 今度は上手い具合にできました。

袖幅も、肩幅も・・・着物と襦袢の寸法が合っているので、お袖が出てくることなどなくて、キレイに着ることができていたと思います。

欲を言えば、あと0.5センチくらい足し布の幅があってもよかったかな?とも思いますが、袖口から襦袢がのぞくよりは良いですよね♪

スナップボタンに付け替える際に、ちょっとだけ出してみようかと思います。
襦袢の裄

 

袖を外した長襦袢で、裾よけも!

袖を外してしまった長襦袢は、そのまま使うことは無いと思いましたので。
ちょっと勇気が要りましたけど、襦袢の打ち上げあたりでバサっと切って、上部にサラシ布を足して紐を付けました。
紐と言っても、ガーゼ布を裂いたものですけれどね・・・
裾よけ

 

こうして袖と裾よけを同じにすれば、着物を着てしまえば、1枚の長襦袢を着ているように見えます。

こうした2部式の襦袢を「うそつき」と呼び、さらに袖が取り外せるタイプを「大うそつき」と言うそうですが。
(大抵は棒袖の半襦袢に、マジックテープでお袖を付けるタイプみたいですけど)

「普段の着物」の鈴木道子さん考案の襦袢は、スナップボタンで替え袖をする“かなりうそつき襦袢”です。
胴の部分は、半襦袢+裾よけでも、袖を外した長襦袢のままでも良いのだと思います。

リサイクルで買ったお着物は、価格が安くて良いのですが、襦袢と着物でサイズが違うのが困りもの。 それならば長襦袢もお安く探して、着物に合わせてこさえてしまえばいいのですね~。 着物の生地にこだわらなくても、洋服生地でもOK・・・ということですし♪

今までは、綸子の白やピンクの長襦袢ばかり着ていましたけれど、これからは長襦袢(替え袖)も楽しんでみたいと思います!!

◆鈴木道子さんの「ふだんの着物」は、和装バッグの作り方やステキな小物の作り方が紹介されているとてもオススメな1冊です。

ワタシは着物(きもの)と帯・和装小物・和雑貨の店 「うめももさくら」さんで購入しましたが、アマゾンでもお取り扱いがあり『なか身!検索(チラ見)』できますので、ご覧になってみてください♪

 

「満点襦袢」セットもキレイに手早く着れそうですね♪

その1でご紹介しました「二部式襦袢」と似た機能をもつもので、衿と袖が別立てになっている「満点襦袢」なるものを楽天市場で見つけました!
雑誌「七緒」に良く掲載されているそうですね。

あずま衿はとても便利なので、↓こちらも『いいなー♪』と思いました。

 

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