着物の着付け・和服の紹介 TPOを意識したキモノの知識や着付のポイント、帯結び等をご紹介。 お買い得な着物や素敵な和装小物もご案内。ブログもよろしくお願いします♪

街着として着る高級浴衣

  • HOME »
  • »
  • 街着として着る高級浴衣

高級浴衣ってどんな浴衣?!

「高級浴衣」とは、単純に「高額な浴衣」という意味と、「着物のように、街着として着られる浴衣」という2つの意味があるように思います。
絹紅梅の浴衣

 

職人技や伝統の技法で作られた「高級=高価」な浴衣をさす場合。 少し素材感ともかぶりますが、例えば、老舗竺仙さんの長板中形・注染・引き染めのような匠の技を用いたものは、やかり価格もリッパです。 有松鳴海絞り・雪花絞りといった手絞りの浴衣も同様ですね。

また、半衿を付けて足袋を履いて「夏着物」としても着られるような浴衣を指す場合には、絞り・紅梅・縮(ちぢみ)・綿紬など、素材感が重視されると思っています。

最近では海外製や大量生産された「似ているけど、安価な商品」も存在しますので、「綿紅梅だから高級浴衣」等と一概には言えません。 また、いくら高額な浴衣であっても平織り綿コーマの浴衣に半衿は似合わないので、そう考えると「高級浴衣」という表現はとらえ方が難しいですね~

とりあえず「夏着物として街着のようにも着られて、かつ、伝統的な技法を用いた高額な浴衣」であれば、「高級浴衣」と表現して間違いないと思います(笑)

 

 

街着として着る「高級浴衣」

「街着として着る」=着物として昼間に着る&日中のお出かけに着るという意味です。  

絹紅梅を街着で

 

半衿つけて・足袋を穿いて・名古屋帯を締めて。
「ゆかた」と呼ばれる部類であっても、こんな風に着られるものならば、日中電車でお出かけしても大丈夫です。
下駄ではなくて草履を履けば、ちょっと良いレストランや美術館などにも行けちゃいます。

 

高級浴衣を着る時期

浴衣をいつ着始めるのかは、地方によって違うそうですが、東京では、古くから「三社祭」からといわれていると着物の本で読みました。三社祭り・・・5月半ばですよね?  浴衣を着るにはまだ早い気がしますが、お祭りや家でくつろぐためであれば、良いのでしょうね。

一般的には「盛夏(7月8月)の着物」とされている浴衣なので、お出かけに着るのであれば、6月下旬くらいからになるかと思います。(蒸し暑い日の普段着レベルで)

ただし、薄物(夏着物)としてではなく、単衣時期にも向いていると言われる「地厚タイプ」の浴衣もあります。 (奥州小紋、綿紬、綿縮など)

■竺仙浴衣(ちくせん)奥州小紋・つむぎ高級浴衣反物(amazon)

 

地厚タイプのものなら、GW明けあたりから着られるものもありそうですが、そうなると逆に真夏は暑すぎる・・・・・・ってことになるかもしれないですね~

■単衣時期に!と言われた↓綿麻の着物。 盛夏も着れなくはないそうですが、暑いでしょう?と呉服屋さんに言われました。
綿麻着物
※高級浴衣と呼べるかどうか微妙ですかね?!

 

生地質的に「単衣時期~盛夏まで着られそうな浴衣」であっても、柄が初夏には向かないという場合もありますね。 秋草柄だったり盛夏を思わせる柄の場合は、5月6月はキビシイと思います。

 

高級浴衣の素材

街着としてきる高級浴衣には、紅梅・綿絽・綿縮・綿麻・綿紬などがあります。
各素材の特徴等については、別ページに書きました。 よろしかったらこちらもどうぞ。

画像をクリック

絹紅梅紅梅(絹紅梅・綿紅梅)

綿紅梅は、価格帯にも幅があり、街着には合わない「素足に下駄」が似合うタイプも多いです。 色や柄にもよります。 こうしたタイプなら、着物風に着て似合う気がします。

絹紅梅は、透け感が強いので、逆に襦袢なしでは着れないタイプが多いです。浴衣と言うより薄物に近い感覚です。
綿絽

「綿絽は半衿付きで着物としても」と言われたことがありますが、ワタシの持っている綿絽の浴衣は、着物風の着こなしは似合いませんでした。 

透け感のある綿絽は、着物風に着て似合うと思います。
綿紬・奥州紬(奥州小紋・奥州木綿)

綿紬は地厚なので、柄に季節がなければ、単衣時期から着られるものが多いです。 ワタシが持っている綿紬は、浴衣というより単衣着物で盛夏に着るには暑そうです。
綿縮(めんちぢみ)

しじら織りも綿縮の一種です。 ものによっては、単衣時期から「木綿着物」として着るられます。 あまり透け感がないので、カジュアル度は高いです。 高級浴衣と呼ベルタイプとそうでないものに分かれます。
有松鳴海絞りや雪花絞り

着付けを始めたばかりの頃に、「衿を入れても着れる」と言われて驚いた覚えがあります。 色や柄にもよりますが、名古屋帯を締めてお出かけにも。
綿麻

ワタシの持っている綿麻浴衣は、高級と言って良いか?微妙かもしれませんが。 
反物価格で10万円以上もする綿麻浴衣もあります。
高価な綿コーマ

左の画像は「竺仙」さんの浴衣地です(楽天市場より)
手仕事の注染ゆかたなら「高級」と言って良いとおもいますが、コーマ地ゆかたは、衿を入れてお出かけ着にはなりません。
洗える浴衣(機能性ポリエステル)
左の商品画像は東レ・セオαの機能性浴衣です。 化繊タイプにも、高価で夏着物のような着こなしが似合うタイプがあります。

 

高級浴衣の着こなし

江戸の女性は、紺地を昼用に、白地を夜用に・・・という着方をしたそうですが、今ではそういったこだわりも薄れているようです。 白い着物は夜目に映える・・・とは、良く言われるようですが、白地だから夜用ということでもありません。

「街着に着る浴衣の帯は紗献上で、白・朱・黒・黄色・緑・紫地などの帯を、角出し・半巾結びといった涼感のある結び方で締めます。」と、古い本に書かれていましたが。  「紗献上」と限る訳でもないですね。 ざっくりとした八寸帯や麻帯、軽めの印象の帯であれば九寸名古屋でも合うものがあります。

帯の結び方も、もちろん普通のお太鼓結びで構いません。  帯枕を使わない方が涼しく締められるということで、「角だし」が推奨されているようです。

街着として高級浴衣を着る場合には、半幅帯で良いかどうか?は賛否両論ありそうです。 浴衣ですからもちろん合わない訳ではないですが、半幅帯は「ご近所を歩くワンマイルウエア」と同じくくりの帯なので、電車に乗って出かける時には使わない!と強くおっしゃる方もおられます。

「ちょっと近所でお友達とランチ」なんて時には良いと思いますが、お出かけ用として「着物」かわりに着る場合には、名古屋帯を締めてください。

 

ワタシのお気に入りの「高級浴衣」

以下、以前書いた記事のリライトですが。
ワタシが思う「街着として着る高級浴衣の代表格」として、ご紹介します。

 

紅梅の浴衣

絹紅梅

上の写真は「絹紅梅(きぬこうばい)」の浴衣です。 

絹紅梅は、地の糸と格子状に織り込まれた糸の太さが極端に違うので、透け感が増し、涼しげな印象になっています。

綿糸で格子状に織った物を紅梅織(勾配織、高配織)と言って、格子部分以外を絹で織ったのが【絹紅梅】格子部分以外も綿で織ったのが【綿紅梅】というのだそうです。 どちらも格子は、太い木綿糸が使用されます。

表面にできた凸凹(勾配)で、生地が肌にはりつかず、さらりとした心地よい着心地を得られます。 綿紅梅はシャリ感があり、さらりとした地風が魅力です。

絹紅梅・綿紅梅とも、浴衣として素肌に着ても良いそうですが、絹紅梅は透け感が強いので、長襦袢を着ないというのは難しいかもしれません。

裾よけは「7月・8月はつけなくても良い」と聞いたことがありますが、本当にとても透けますからね。 下ごしらえは、きちんとされた方が良いと思います。 絽・綿クレープ・麻素材などが向くそうですが、ステテコも涼しくて足さばきが良いので人気があります。

足元は、塗り下駄であれば素足で。 衿をつけたら足袋付きです! 

白木の下駄や草履でしたら、足袋は麻か木綿が良いようです。 草履は、エナメルでも構いませんが、パナマ柄、麻草履などが合うと思います。 ワタシは「カレンブロッソ」がお気に入りです。

 

 

有松絞り浴衣

有松絞り

有松絞りは、 デザインに合わせ糸で括って、防染(染料がしみこまないようにすること)して染めることにより、糸を抜いたときに染まらない部分が白く残って、様々な模様を作り出す染色の技法です。  糸の括り方で、何種類もの模様を作ることができます。

伝統工芸氏による染色の風合いを楽しむことができる有松絞りは、糸を括る技法が100種類にも及び、その数は世界一といわれています。 細い糸を使い織り上げているため、涼しく軽やかで質感はやわらかく、肌あたりが優しいのが特徴で、まさに「高級浴衣」です。

有松の浴衣地は、巾・丈が充分あることが多いので、上背のある方にもオススメだと聞いています。 スッキリと無地場を多く取ったものは、大人向きの意匠です。  柔らかい立体感がたいへん美しく、涼やかな着心地をお楽しみになってください!!

☆有松浴衣は綿素材のため、色落ちを止める「藍止め加工」が必要です。 その際、絞りのシボは伸びてしまいます。 シボを残す程度の加工では、色移りの可能性が残ります。  また、寸法による巾出しの加減でシボの伸び具合が変化しますので、丸巻きの状態よりも、出来上がりの印象は白場が多くなるとイメージしてください。

■浴衣(ゆかた)特集をリニューアルしています。新しい「浴衣(ゆかた)特集」はコチラから。

着物きるならゆかた特集

 

内容が少しかぶりますが、綿紅梅・綿絹紅梅についてはこちら。

 

お問い合わせはこちらから

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+

スポンサーリンク

キモノ-着るなら.comへようこそ!

キモノ-着るなら.comは、和服の知識や着物関連商品の話題をお届けしている「着物のサイト」デス。
上部タブ(ページ)からは、知識やHowToを。 ブログ(記事)では、レビューや雑記をご覧いただけます。
管理人プロフィールはコチラ

当サイトへのリンク
☆応援クリック
 どうぞよろしくお願いします☆

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ にほんブログ村 ファッションブログ 和装小物へ にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ ブログランキング

 

★サイト内検索★

ブログのカテゴリー

最近のブログ

最近のお知らせ

フォローしてね♪

■Google+ページ


■楽天市場へ♪

スポンサーリンク

PAGETOP
Copyright © キモノ-着るなら.com  All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.